サンダルランニングを考える その2 2015年02月19日

Huarache Running Sandals
“Huarache Running Sandals by Scott Mark, on Flickr”

〜前回から続きます〜

しかし、タイでランニング用のサンダルってのは見たことがない。ワラーチもRunning Sandalsで検索してみるとLuna Sandalsというのが出てくるが、これもバンコクで売っているのを見たことがない。他にも類似品も探しているが踵をホールドするスタイルのサンダルはごついものばかりで嵩張り、なかなかランニングに適していそうなサンダルがない。

やっぱり残された道は自作サンダルとなるのか。日本のサイトを見ると皆製作にVibramのソールなんかを使って結構凝っているがこれまたバンコクでVibramソール(交換用ソール)なんか見たことないのである。

しょうがないからタマウマラ族そのままに古タイヤで製作するかといろいろ見ていたら、安いサンダルをそのままカットして紐を通してワラーチ化するサイトが。

たった210円でワラーチ製作 : 低山ランナーの日々是前進!

さらにはもっともっと材料調達を簡単に。普通のビーチサンダルと靴紐だけでワラーチを作ってしまう。100均使って材料費200円だと。これは素晴らしい。これならバンコクでも可能だ。明日すぐに製作可能だ。

たくらんけたくらんけ ワラーチ自作

たくらんけたくらんけ ワラーチ
↑ ここの写真見ると見た目もちゃんとしてて、これならマラソン大会でもあまり奇異の目で見られないかと。

多分これだな。明日実行だな。これなら材料調達も簡単、費用もかからない。ビーサンを持っていく感覚なのでこれならコンビニ袋で包んでバックパックにポンと入れれる。後は足が慣れてくれるかが問題となりそうです。最終的にはこれで42.195kmのフルマラソンを走れるようになりたいのです。一番のベースになるビーチサンダルはちょっと高い目のソールが厚めでしっかりクッションの効くものを選ぼうっと。個人的には別にベアフットランニングには興味がなくて旅行の荷物を減らしたいだけの人間なんで。。。

サンダルランニングを考える その1 2015年02月18日

TEVA_Image_8880_Kimtah_Sandal_Men_Refugio_Women_FS14.
“TEVA_Image_8880_Kimtah_Sandal_Men_Refugio_Women_FS14. by soq.de das magazin, on Flickr”
↑ このタイプはバンコクでも見かけるけど残念ながら履かない時に収納が嵩張る。

サンダルでのランニングに興味があっていろいろネットを検索していたらワラーチ(わらじ?)というサンダルを見つけた。

ワラーチの作り方、ランニングまとめ・手作りワラーチの作り方・サンダル・DIY – NAVER まとめ

マラソンランナーやトレイルランナーの教科書、「BORN TO RUN 走るために生まれた ―ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”」の中に出てきたメキシコのタマウマラ族が履いていたワラーチというサンダルがランニングに適しているようで、ネットには結構その製作方法が載っている。

How To Make|木村東吉×ワンワールド・ウィズ・ワラーチ・プロジェクト

そもそもこのタマウマラ族が古タイヤを切り抜いて作っていたサンダルだけに製作作業自体は非常に簡単。ちょっと頑張ってこれを作ってみようかと思う。

というのも、バンコク周辺ではなく泊まりがけで行くような遠隔地のマラソンに出る際に、荷物をコンパクトにしたいと思ってもいつも嵩張るのがランニングシューズでこればかりは現地で調達というわけに行かない。買ったばかりのランニングシューズで42kmを走れというのは地獄であります。

他の方法と言うと「じゃあ履いていけばいいじゃん」なんだが、今はこれを実践しています。ただ、やっぱり飛行機の中でずっとランニングシューズで足が蒸れるのが嫌なのと、やっぱり気軽にサンダルで出かけたい。

なので、嵩張らないランニングシューズかサンダルが欲しいである。NikeのFreeというシューズなんかもトップも柔らかく薄い素材でソールも結構柔らかくてぺちゃんこになって結構省スペースになるんだが、値段が高いんである。

NIKE Free Run+
“NIKE Free Run+ by Yoshi Huang, on Flickr”
↑ Nike Free。以前僕がNikeの切り込みの深いソールパターンは犬の糞を踏んだ時にエライことになるぞ!と警告発していたやつ。これは収納時にうまくぺちゃんこになる。

んでやっぱりこのワラーチになる。サンダルだけに材料の部品点数も少なくて構造が靴よりよっぽどシンプルだからそんなに高くはないだろうと思っていたがそうでもなかった。。。 〜続く〜

ムンバイ紀行 その5 〜 Standard Chartered Mumbai Marathon 2015 2015年01月22日

3min to start Mumbai Marathon 2015

前回からムンバイ紀行としてまとめております。第5回。

というわけで17日にムンバイ到着、Bibナンバー(ゼッケン)を受け取り、早めに寝て朝3時半ぐらいに起きて準備し、5時ぐらいにムンバイマラソンのスタート地点Azad Maidanにボチボチと歩いて行きました。New Bengal HotelはAzad Maidanやチャトラパティ・シヴァージー・ターミナスの駅に近くてマラソン出走前の朝4時とかにタクシーなどを見つける必要もなく歩いて行けるのが良くてここに泊まったのだ。

Chatrapati shivaji Terminus @ SCMM

真夜中に浮かぶチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅の歩道を歩いて地下鉄につながる地下道を歩く。その地下道からAzad Maidanに上がって、案内にしたがって一本道を歩いて行くと出場者のスタンバイする広場に出た。やはり人口大国のインドだけあってかっちりと人の出入りを管理しないといろいろ問題が出るのか、道路の人の流れを誘導するためのバリケードなどが厳密で地下鉄通路以外からだとAzad Maidanに入れなかった。

今のタイの気候と同じく、少し夜の空気は少し肌寒いが、体を動かしながら待っているとスタートラインへと続くゲートが開いて皆がスタートラインに移動する。公式記録のマラソン大会の実績によってスタートラインが前後するように決められていた。多分一番前からA:サブフォー切り B:サブファイブ切り C:5時間前半? D:5時間後半?って感じでそれぞれ200mほど後ろにずれていく。そしてAの先頭から2,300m先に本当のスタートラインがあってそこを通る際にタイミングチップでタイムのカウント開始となるよう。

Start Line @ SCMM

タイの場合、マラソンのスタートの時は下品なトランスが大音量でかかりながら司会者がカウントダウンして大きな「ぷぁーーーーーーんんん!!」というスタート音とともに出走なんだが、ムンバイマラソンは何の通知もなく時間の5時40分が来たら皆がいきなり走りだした。超地味なスタートだった。

コースは以下のような感じになっております。

Full_Mumbai_Marathon_2013

Azad Maidanからチャーチゲート駅の横を通ってマリンドライブまで出て、一旦マリンドライブを南の突き当りまで走って、今度は北の端まで。そこからはPedder Rd.を北上してHaji Ali Dargahを左に眺めながら海沿いの道を走る。

SCMM 1

SCMM 2

SCMM 3

しかし、さすがにインド。特にPedder Rd.あたりは道路の舗装も古くて車道であれどかなり表面がデコボコ。コンクリやアスファルトがツギハギだらけで凹凸が出来ておりしっかり走らないとその凹凸で足首をクリっとひねりかねない。

海沿いのWorli Seaface Rd.あたりは脇に高級コンドらしきものが建っていて道路も綺麗なんだが、そこを外れると道路はやはりひどい。結構この路面の環境の悪さが足首に負担をかけてくれる。。。

SCMM 4

そこからムンバイマラソンの一番のビューポイントとなるWorli Sealinkという高架有料道路が海の上に一本だけ伸びている道を朝日を眺めながら走る走る。この辺は路面も綺麗だから嬉しいんだけどなぜかすでに疲れが出てきているように思う。。まだこの時点で距離にして20km走っていない。大丈夫かな??ちょっと心配。

そしてシーリンクを南から北に渡り切ったところにはアパートかコンドっぽい高層ビルと2階建が一番背の高い建物であろうあばら屋の織りなす天国と地獄式風景。

SCMM 5

SCMM 6

で、すいませんここから写真がないんです。というのも本格的に疲労が見え始めて来ていつもなら30kmを超えないと疲れは出ないものの今回はかなり早く出たので無意識に走ることに集中し始め、写真が二の次になりました。Lady Jamshedji Rd.を南下している時も、この道路がこれまた路面が悪いので辛くてすでに歩いてしまったりとタイムの更新はありえない展開に。とにかくリタイアだけは避けてちゃんと完走できるように、それだけを気をつけて走っておりました。

今回は途中に何回も歩き、最後にマリンドライブまで戻ってきた時に膝と足首が痛くて立ち止まり、老人のような緩慢な動きで屈伸をしてたところにマラソン大会の人員整理のインド人の若いスタッフが寄って来て「大丈夫か?これ使え」と軟膏の小さいチューブをくれたりしてちょっと嬉しくなって頑張って完走は出来たもののタイムは5時間23分。良くはないタイムだけどちゃんと完走できただけよしとしましょう。

ガタガタの足でホテルまでヨボヨボと歩いて帰り、Civil Restaurantでダルカレーを食ってボロ雑巾のように眠りました。。起きたら完全に日が暮れていた。。。つづく。

ムンバイ紀行 その1 〜 Standard Chartered Mumbai Marathon出場でムンバイに 2015年01月18日

Vipharwadi Rangsit and Don Mueng Airport
↑ ムンバイまでのフライトが朝だったのと、天気が良かったせいでバンコクの街がよく見えた。こちらの景色はウィパワディーランシットの通りを北側から南にバンコクを眺める構図。左上にあるのがドンムアン空港。

というわけで前々から言ってましたムンバイマラソンに出場するためたった2泊3日でムンバイまで行ってきました。

使ったのはJetAirwaysのバンコクームンバイ。チケットは結構お安く、9,725THB(295.58USD)でした。この金額でちゃんと機内食なんかも出て来てたので最近はLCCばかり乗っている自分は満足満足。乗る直前の日まで、発着はドンムアン空港だと勘違いしてました。。

行きの便は35A席と窓側でとなりのB席が空席とかなり快適に移動。そして飛び立った後も晴天の中バンコクを眼下に一路ムンバイへ。途中ミャンマー上空?を経てベンガル湾を渡り、デカン高原の上空を超えてムンバイの空港まで到着するわけですが、ちゃんとミャンマー領のベンガル湾と接してる海岸やデカン高原のグランドキャニオンみたいな大渓谷を眺めながらでフライト自体がかなり楽しめました。

Deccan Plateau from above 1

Deccan Plateau from above 2

前回のコルカタ旅行だとデカン高原の一番東の端に位置するので当然その姿を眺めることは出来なかったわけですが、今回はデカン高原の西海岸なのでデカン高原のその広大さと”自然の驚異”的なスケールの大きい渓谷の風景など「やっぱインド凄いなあ、こりゃ何回も来ないといけないな」と思わせてくれるほどの魅力を存分に振りまいておりました。

Jet Airways Indian Vegetarian Meal 1

Jet Airways Indian Vegetarian Meal 2

インド式の機内食。メイン料理の左は多分イドリー。インド式の米粉蒸しパンにチャツネかサンバルがかかったやつですな。それにドーサの中に入ってるポテトがつけ合わせて。量は少ないものの俄然インド気分が盛り上がりますな。

そしてムンバイ空港到着。インド人の乗客のおかげで飛行機内からインドの臭いが充満してましたが、空港に入るとムーンとまたインドの臭いが身を包みます。昔からいろんな旅行記に空港に降りた時からその国の臭いが襲ってくる、という記述がよくありますが、個人的に日本は「無臭」、タイの場合今はほとんど「感じない」んですが、インドはあきらかに強烈な香りがありますな、インド人男性の体臭(ワキガとインド独特の香水の臭い。あの臭いは香水っすよね?体臭?ちょっと不明確ですが)とか、街中で屋台から発せられるチャパティやパロタの焼ける小麦の臭い、マサラの臭い。どれをとっても強烈で個性的でたまらんっすなあ。

Mumbai Airport 1

Mumbai Airport 2

降り立ったムンバイ空港、当然ながらイミグレやタクシーなどは長蛇の列で忍耐強さを試されるかと思ってましたが以外や以外、人は少なく閑散としていて、しかもコルカタの空港のその煤けたズズ黒さとは異なり、さすが経済都市と思わせるほどに清潔で美しい佇まいでした。。。 つづく。

Ayutthaya Marathon 2014 今年2回めのフルマラソン 2014年12月20日

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12月13日の朝5時にバンコクの自宅に到着して次の日の14日の朝4時からフルマラソンを走ってきました。

僕が日本に一時帰国している間に彼女が実家に車で帰ってしまったのでバンコクの家に車がない。。タイに帰って早々にロットゥとい言われるミニバンでアユタヤまで言ってマラソンする羽目になりました。

朝10時ぐらいに起きてバックパックに荷造りしてBTSで戦勝記念塔まで。戦勝記念塔はロットゥのターミナルになっていてロットゥ関連のバンコクの発着はほとんどここに集結している。

【タイ旅行記】戦勝記念塔からロットゥーでアユタヤへ | 気まぐれ*旅の日記帳* – 楽天ブログ

アユタヤまでの料金はたったの60THB。ただ、ミニバンに運転手入れて15人乗るので基本的に狭い。2時間ぐらいが限度かもしれない。しかし、5年ぐらい前まではロットゥの運転と言えば凶暴そのものと言われていたが最近のロットゥはそこまで自由奔放ではなくある程度わきまえた運転をしているような気がする。僕の乗ったロットゥだけがそうだったのかもしれないが。。

ロットゥはチャオプロム市場というところで終点となる。この真ん前にアユタヤホテルがあって去年はここに泊まった。今年はその横のソイを数十m歩いたところのGood Luck Guesthouseに宿泊。

チェックインして荷物を置いたらすぐに会場に向かいゼッケンを受け取る。チャオプロムの市場からその際にいつもどおり大会のオリジナルデザインのTシャツも受け取る。

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毎回アユタヤマラソンで配布されるTシャツは割とデザインがいいほうだと思う。個人的にはお気に入り。会場の入口で売っていたグレーの柄のTシャツも買ってみたけどそちらにはスコータイマラソンと書いてあった。スコータイマラソンの時の余りか。アユタヤマラソンではなく、スコータイマラソンとアユタヤマラソンの両方をオーガナイズしているUnique RunningのデザインしているTシャツがデザインがいいのか。

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今回ゼッケンの裏にも時間記録用のチップは付いていないし別途配布もされず。チップによる時間記録は行われないようだ。

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さて、すぐにゲストハウスに戻ってブログの更新などをしつつ、仮眠を取り深夜朝3時に再度ゲストハウスを出る。昼間は宿の周りにいくらでもバイタクの兄ちゃんが居たけどさすがに朝3時は誰も居ない。。。しょうがないのでウォーミングアップがてら会場までの2kmほどの距離を走って行く。

しかし、出走前に周りを見渡してみると参加者が少ない。今回のフルマラソンの参加者は300人程度しか居ないらしい。チップの件といいなんか去年と比べてスケールダウンしてるなあ。

マラソンは時間通りスタート。去年は出走直後の遺跡が密集している地域を走り抜ける際にちゃんとライトアップされていて実に幻想的な雰囲気を醸し出していたが、今回はライトアップもされておらず、なんかよくわからない催し物の電飾が赤々と付きっぱなしになっていて雰囲気もクソもない状態。なんだかなあである。

だが、個人的にマラソン自体は快調で走り出したら俄然真面目にタイムを伸ばそうと考えるようになり、スマホで写真などを撮ることもなく淡々と走っていた。39歳の今の今まで生で流れ星を見たことがなかったが、42kmを走る間に3回も流れ星を見た。やはり田舎は星がよう見えますな。

マラソンの成績は4時間44分でゴール。前二回のフルマラソンでは30km以降で足と腰が痛くなって歩いてしまったが、今回はなんとか歩かず42kmを走りきった。歩かなければ4時間44分てタイムは普通の時間なんじゃないかもしれないが前回の5時間35分から50分もタイムを縮めることが出来て非常に嬉しい。やはり回数をこなすとだんだん足が強くなってくるということか。

次回は1月18日にインドのムンバイでまたフルマラソンであります。