飛行機で旅行する際のDJI Phantom3のバッテリはどうすりゃいい? 2016年04月16日


↑ 8,000mAhのLiPo電池で過充電と衝撃を与えたらこれぐらいの爆発になるらしい。

ドローン買ったら、出かける先には持って行きたいですな。DJIのPhantom3は股の間にFullHDカメラとジンバル積んでて取り外しが出来ない構造になってて結構かさばるのでバッグやら持ち運びの際の勝手をいろいろ考えていたが、結構大きい(サイズにして10,000mAhのモバイルバッテリ以上のサイズにはなりそう)。こいつのLiPoバッテリは飛行機使った旅行で持っていけるのか心配になってきた。

で調べてみると、

リチウムイオン電池、旅客機で預け入れ禁止に スマホバッテリーなど注意

4月から飛行機にスマホを持ち込めなくなるってホント? – いまさら聞けないAndroidのなぜ | マイナビニュース

てな感じに今年の4月1日から国際民間航空機関(ICAO)の宣言どおりリチウム電池の扱いが変わるらしい。ただ、厳格に禁止されるのは「旅客機への”預け入れ荷物”」ということらしいので、持ち込みの荷物としては大丈夫そう。

今までANAとかは自主的にリチウム電池の扱いに制限をかけていたが、それが4月1日からはかっちりルールとして国際的に定めますよ、ということだろうか。

ANAの場合 :
リチウムイオン電池(LiPO電池もこの一種)の場合、
予備電池としては100Wh以下のものは個数制限なし、
100~160Whのものは2個まで機内持ち込み可能。

んで、DJI Phantom3はProfessional / Advance / Standard と3つのモデルがあるが、バッテリは同じものを使用。4480mAhで15.2Vの電池になるので68Whとなり、予備電池としては個数制限なしの100Wh以下に収まっている。なので基本的には持ち込みは大丈夫でしょう。

ドローン本体は衝撃とかにはデリケートだろうから手荷物にして、ブレードはその名の通りに刃物的な扱いをされると没収されたりしそうなので預け入れ荷物に入れておくほうがいいのか?

そしてRichard BarrawさんはドローンのLiPoバッテリーはLiPoバッテリ用の耐火袋に入れて機内持ち込みしてるらしい。このLiPoバッテリ用の耐火袋ってのはレース用などのドローンを自作してるようなやつには常識らしい。

というわけでぜひ日本に持ち帰って実家周辺を撮ってみたいのであります。でもそれまでに1回、タイ国内便などに乗って持ち込みできるか確認もしておきたいところだけど。

↑ 耐火LiPo袋

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↑ スペア用にバッテリがもう1個ついたDJI Phantom3 Standard

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↑ 別売りのPhantom3の追加バッテリ。

DJI Phantom 3で初飛行映像を 2016年04月15日

というわけで昨日勢い購入してしまったDJI Phantom 3 Standardを持って初飛行をやって来ました。

場所はバンコク郊外クリスタルパークというショッピングモールの駐車場屋上にて。その周囲をゆっくりと飛行してました。

バンコク郊外でドローンを飛ばしてみた | anngle

飛行高度は最大100m近くまで行った。動画で言うと1分15秒から1分28秒ぐらいまでの上昇で100mぐらいまで行った(機体に気圧計がついていて、そのデータがリアルタイムにスマホのコントローラアプリに表示される)。1分28秒から回転してゆっくりと移動してるのはモニタおよび制御用として使っているスマホ(iPhone)が直射日光とCPUの処理熱で異常発熱して警告が発生、ドローンが自律飛行モードになって離陸点にGPSを使って自動的に戻ってくる際の映像です。移動から下降までの動作もこれ全部自律飛行。すげえ。。2分15秒からは再び操作を開始して着陸。。。

めちゃくちゃおもろいですな、これ。釣りの時以来の久しぶりにちょっと屋外に出たい欲求を刺激される素晴らしいテクノおもちゃです。それもそのはず、古来何万年も前から人間の憧れてきた鳥の視点をほんとに限られたごくごく一部の人ではなくて一般の人間で手に入れられるようになった訳だから、楽しいのは当たり前だわ。さて田舎行って田んぼの向こうから登ってくる朝日撮りたーい!!!

タイ国内Drone関連法の遵守事項 2016年04月14日

Danbo & The DJI Phantom 2 Vision

さて、タイ国内でのDrone関連法で定められている詳細がタイ在住外国人の中では有名人のRichard Barowさんのブログに英語で載ってましたので後から自分が再確認するためにもざっくり日本語に訳して記載しておきます。(ただし僕個人もタイ語の法律の原本を見てる訳ではございませんので厳密にはそちらを各自ご解読くだされ)

ソース: Quick Look at the New Drone Law in Thailand | Richard Barrow in Thailand

Droneの使用に関しては2種類のカテゴリがあります。

CATEGORY1: 趣味や娯楽目的の使用、エンターテイメント、スポーツなど
CATEGORY2: TVニュース、映画制作などに使用

もし2kg以下のカテゴリ1に属するDroneを所有していて18歳以上であればタイ運輸局から許可を得ずとも使用することができる。しかし、以下の点については遵守すること。

1. フライト前
a) Droneおよびリモコンは良好な状態にあることを確認すること
b) フライトを行おうとしている土地のオーナーから許可を得ていること
c) フライトを行おうとしているエリアの環境および空域の確認を行うこと
d) 万一の事故の際の対応を考慮していること

2. フライト中
a) 他の人の生命、財産、平穏を害するような形でのフライトは禁止される
b) タイ航空路誌でアナウンスされている飛行制限エリアを飛ばすことは禁止される。また、政府建物内、病院でも許可のない限りは禁止される
* 航空路誌(AIP:aeronautical information publication):航空機が安全に運航できるよう必要な情報を記載した印刷物
c) 離着陸に際して何も障害がないことを確認すること
d) Droneは常に目視確認が出来る状態に保っておくこと。モニターやその他デバイスに頼った位置確認は不可
e) 日の出から日没までの間の明確に目視確認できる時間帯のみ飛行可能
f) 雲の中や周辺でのフライトは禁止される
g) 管制からの許可がない限りは、空港から9km圏内、航空ルートをフライトすることは禁止される
h) 90m以上上空をフライトすることは禁止される
i) 都市、村落、集落などの人の集まるところを通過することは禁止される
j) 有人飛行機の近くをフライトすることは禁じられる
k) フライトによって他人のプライバシーを侵害してはならない
l) フライトによって他人に迷惑をかける行為はしてはならない
m) 危険物やレーザーなどをマウントしてはならない
n) 人や乗り物、建物に対して30m以上接近してのフライトは禁止される

もしあなたがカテゴリ1に属しているが2kg以上かつ25kg以下のDroneを所持しているなら

少なくとも20歳以上、
国家の安全を脅かすものであってはならず過去に犯罪を犯してないこと、
そして航空局長官からフライトに際してライセンスを得ないといけない
上記ルールに従い、より深いDrone整備と安全の知識、
また航空機規則を身につけてないといけない。
さらに非常事態に際して消火器などの機器も備えておかないといけない。
百万バーツ以上の任意保険に加入していないといけない
n) の項目に際しては人、車、建物から50m以上離れないといけない。
また事故発生の際にはすみやかに当局へ報告のこと。

カテゴリ2のDroneはライセンスを受けて、保険加入のこと、
カテゴリ1の2kg以上のDrone同様に上記ルールに従うこと。

というような内容。こちらの記事とかは多分CATEGORY2のものになるんでしょう。

最悪懲役! 規制が厳しいタイでドローンの許可申請してみた

ざっと検索してみたらタイ国内のDrone保険も一応メニューがあるみたい。

Insurance Drone (ประกันภัยโดรน)

タイは意外とこういう部分対応早いのかもね。テレビのニュース映像見ても最近の空撮映像はほとんどDroneで撮ってるな、というのがよく分かるもん。

というわけで上記順守して遊ぶこととします。

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DJI Phantom3 Std 買っちゃった。。。 2016年04月14日

すべての写真-201

高城剛氏の「空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか? ドローンを制する者は、世界を制す」という本がちょうど4月15日Kindle版リリースとなっていて、予約してたら14日の晩(多分15日00:00時)から読めたんだけど、ソンクランのお休み利用してガーッと一気に読んでたらどうしてもDroneに触ってみたくなり、Parotのmini droneでも買うか?と考えていた。(タイで5,000THB程度。これでも3軸ジャイロや、加速度計、底面の超音波センサーで飛行高度と移動を検出して補正、そこら辺のおもちゃラジコンとは異なるレベルの飛行安定性があるらしい)

が、実際に店頭でParotのmini droneの次の世代のAirborne Cargo droneとBebop初代、DJIのPhantom3を見比べていたら(3DRoboticsのSoloはまだタイで見たことがない)、以外にDJI Phantom3のStandardが安い。

20,000THBほどで、上位機種と比べると、

室内飛行の際に位置測定、精度をあげて安定性を増すVision Positioningシステムがないこと、
電波距離が上位機種5km(!!)で、Standardは1km、
カメラの解像度が低い(それでもFullHDで30fpsで動画が撮れるし、ジンバルは同じものが乗ってる)

と言ったところ。ちなみにParotのBebopは型落ちの1世代目しかなくてPhantom3 Standardより若干高い20,900THB。

気がついたらPhantom3買ってたよ。。。今考えるとちょっと遊ぶぐらいなら絶対mini droneがいいと思う。コントローラもスマホだけでBluetooth4.1LEで接続できる。

Phantom3は間違いなくコンドミニアムの周辺の人が多い地域では危なくて飛ばせない。。室内で何回かホバリングさせて見たけど、1kg強の機体を上げるだけの揚力を稼ぐプロペラの音は半端無かった。。。すげえうるさい。。。

買ってからもどでかいバッテリの充電(4,480mAh、LiPo電池)、リモコン本体の充電(2600mAhの充電式LiPo電池内蔵)、WiFiの設定、自律飛行モードの設定、などなど、なんか機体とリモコンの接続がうまくいかないといろいろやってたんだけど、結局最初に失敗してたファームウェアアップグレードを完了させたらすべてがうまく行った。ファームアップグレードは一番最初に終わらせないとダメですな。

操作は簡単かもしれないが、扱うための基礎知識はそれなりのものがないとこれはちゃんと動かせませんぞ。。。そして飛ばしている最中に操作がわからなくなったらあせって最悪墜落(さらに最悪は海や川に墜落パターン)。

結構勉強が必要です。PCにもスマホにもPDFマニュアルDLして保存だね。ちょっと勉強してどこかバンコク郊外の空き地にでも行って飛ばしてみるかな。。。

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