ダメな割り箸


先日の中華料理屋で出て来た箸。これは中華料理屋が悪いのではなく、タイの場合、購入する割り箸の中に一定の割合でこんだけ反った箸が入っている。今回のかなりの曲がり様だった。当然、こんなのは何も遠慮する必要なく、「これ、換えて」と言うと「ああ、ごめんごめん」という感じで快く換えてくれる。それで換えてもらった箸もちょっと反ってたりすることもあるんだが。

柔麺好み? 2011年01月28日

朝起きるときっちり二日酔いだった。おえっぷおえっぷと嘔吐きながら出勤。家を出ようとバイクを見ると、シートの上に鳩の糞がべっとり。それを見てまたおえっぷ。警備員のおっちゃんにティッシュ貰って拭き取る。それで少々遅刻。

今日はバンプリのお客さん先で無線LANなどのセットアップ作業。終日の予定。しかし、朝から段取りが悪かったせいがあって進みが悪く、昼飯抜きで作業続行。ていうか二日酔いだからメシ食いたくないんよね。終日客先で疲れた。

オフィスに戻って、ちょこちょこと雑用だけ終わらして晩飯へ。彼女と合流してシーロムの中華料理屋、老山東へ。そこでまた会社の上司が居てみんなで一緒に飲む事に。料理を注文したが、結果、豆腐と長ネギの和えもの、キュウリの和えもの、野菜炒めなど。最後に蒸し餃子が来たが、今日一日まったくお肉を食う事がない日だった。こんな日は今まで10年間ぐらいの間でもなかったんじゃないか?ま、餃子には少し入ってたが。

飲みながら話していたトピックで、タイ人は柔らかい麺を好むと言う話。以前、タイ在住が長くいろいろなタイ関連の本を書いている水野うしお氏の著書、確か「続 タイの常識、非常識」(こちら、在タイ者であれば東京堂書店で大体購入可能)だったと思うがタイのクイティアオで使われる麺はコシがない、と言う記述がある。彼女の友達と一緒にメシを食ったときも、ほどよい硬さに茹でられたパスタを食ってるときも「麺が硬くてあまりうまくない」みたいな事を言っていたんだが、個人的には上記の意見には若干異論あり。

クイティアオを食う際に指定する、麺の種類。タイ語でセンというが、

センレックだとおもったら、センミーだったわー
センミー(超細麺、ビーフンみたいな細さ)

センレック ナーム ガイ, ゲウチャイ, 新宿ルミネ
センレック(細麺、プリプリしている)

Lunch01@0505
センヤイ(幅広麺、ふにゃふにゃの米麺)

バーミーヘン
バミー(細麺、小麦麺いわゆるラーメンだが、日本のラーメンとは微妙に違う)

カノムチーンナームワーン
カノムチーン(細麺、米から作る。これもまたふにゃふにゃ。めちゃくちゃ柔らかい)

クイティアオで食べる事ができるセンは大体以上。しかし、ちゃんと見てみるとそれぞれ歯ごたえが異なり、食感が違う。センミーなんかはそれなりにどこの屋台でも固めに茹でて出して来る。だから、別にタイ人は柔らかい麺ばっかが好みなのではなく、メジャーは柔らかいセンレック、センヤイだろうが、ちゃんと各人の好みに合わせて硬い麺からラインナップに入っているのである。タイ人でも無自覚に硬い麺を楽しんでいると思う。

我々日本人なんかは麺の茹で方を指定するけど、タイの場合はそんな希望を聞いておいて、調理の際にはすっかり忘れる、みたいな事が日常茶飯事なので、モノで指定して目で見て間違いないようにする風習なんじゃないか?というような意見を話しておりました。あと、今書きながら気づいたのはビーフンぐらいの超細麺は固めが好み、センヤイやスパゲティなど太めの麺は柔らかくないとうまくない、というような好みなのかもしれない。

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珍しくゴーゴーバーに出向く 2011年01月27日

soi cowboy

朝出勤、バイクで会社の駐輪場に入る手前で、

「Men’s Club SENSO」

ってな看板が目に入った。SENSO?戦争?なぜに?今度写真を撮ってお見せします。

それはよしとして昼飯。昼飯はタニヤプラザ青りんごへ。いつものヒレカツカレー250B。ココは量が多いとも少ないともなく、絶妙な腹の膨れ方だが、まああまりメシを食い過ぎないようにしようとおもっている人間にはちょうどいいと思う。

今日の仕事は朝から晩までずーっとアンチウィルスのソフトのインストールのテストをしていた。

晩飯は仕事もプライベートも仲良くしてもらっているお客さんとスクムウィットのソイ33、田舎っぺで飲み会。久々の日本料理。ちくわの磯辺揚げやら焼き茄子やらをモリモリ食いながら焼酎をごぶごぶ飲む。そして実に久々、1年以上も行ってなかったゴーゴーバーに出陣。ソイカウボーイ。(ちなみにゴーゴーバーとはこういうところ。このリンク、職場で見てる人は注意です。)そういや、タイランドで一番名前の通った歓楽街はパタヤ。これはベトナム戦争の際のアメリカの帰還兵の保養地で街が大きくなったらしい。そしてバンコク、パッポンのゴーゴーバー群はアメリカ海軍が闊歩していた歓楽街だったとのこと。そしてソイカウボーイはアメリカ陸軍。だからカウボーイなのだと。嘘か誠か。 Continue reading “珍しくゴーゴーバーに出向く 2011年01月27日”

日本式トンカツ 2011年01月26日

平田牧場の厚切りとんかつ

今日もシーロム出勤。朝飯抜き。

昼飯は前回、せっかく初めてランチに行ったのに天丼やトンカツを味わえなかった味里へ。今回はきっちりロースカツのMの定食を注文。250Bなり。楽しみにしてたのだが、ここのトンカツ、実に日本式で、豚肉がかなり柔らかく、脂もある程度入っている。やや重いな、と感じてしまった。どうもタイの生活を4年ほど続けている中で自分の肉の好みが赤身系だということをはっきり認識するようになってしまい、この日本式カツがちょっと胃に重かった。僕としては肉はもうちょっと薄くて、脂がない赤身、しかも噛み応えのある固めの赤身のほうがうまいなあ、、、、と感じるんだな。この辺、タイのお肉料理というのはあまり脂身がなく赤身中心の肉になるので好みにばっちり合っているのでバンコクでは結構幸せな好みなのだ。日本式のものは鉄板焼きにしたって脂が多めの肉が好まれるのでやっぱりちょっと重い。たまに日本帰って外食すると胃が重たくてしょうがなくなったりもするもんね。

午後は会社の仕事もこなしつつ、ちょっとWORDPRESSのカスタマイズの記事もいろいろ検索をかける。AmazonのAssociates、GoogleのAdsense、関連記事表示、RSSでの記事配信のフォーマットをいろいろ見直したいんだが、プラグインがかなりいろいろ出ているみたいなのでそれの組み合わせだけで事が足りてしまうような気もする。調べながらも終業時間に。

晩飯はSilom Complex裏のパパイヤでこれまた上司と一緒に飲み。彼女も合流してタイ語を教えてもらったりしながらいつものヤムマクアヤーオサイクロークイサーンソムタムなどと100 Pipersでゴブゴブ飲む。帰ってきてからもキャンベルChicken Vegetableの缶スープを食ってしまった。

酔っ払いつつも古いIBMのノートPCに入れたUbuntu10.10に先日買ったASUSのUSB無線LANアダプタをインストール。最新版のDriverをダウンロードしてコンパイル。make installの最後あたりでエラーがちょこちょこと出てたがめんどくさかったのでとりあえず再起動してコンパイルしたドライバを読み込ませてみたらなんとかつながった。が、切れたりつながったり。なんか安定しない。あのエラーが出てたのがいけないんだろうか?これも眠たかったのでまた翌日対応。

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「Delivering Happiness:ザッポス伝説」を読んで

やっとzapposのCEO、トニー・シェイの「Delivering Happiness(邦題:ザッポス伝説)」を読み終えた。僕はiPadの電子書籍版を買いましたが紙の書籍でも売ってます。バンコクであれば紀伊国屋書店では平積みで売られていました。

顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか 顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか
トニー・シェイ,本荘 修二 監訳/豊田 早苗 訳/本荘 修二 訳

ダイヤモンド社
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まずザッポスを知らない人には以下のサイトを

米国ザッポス「顧客にWOW!をお届けする」奇跡の経営,その本質を探る:In the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログ

ザッポス本家のサイト

最初にいつも読んでいるブログなどの書評で「Delivering Happiness:ザッポス伝説」の書評が出回っていたのを読んだのをきっかけにiPadでの電子書籍版を購入。そもそも個人的経験からは大学生時代に某大手電気メーカーで販売したパソコンの使い方やトラブルの相談などを受けるコールセンター業務を経験したことがあるんだが、基本的にそこでの業務のまわし方は時間単位でいくつのコールを受けることができたかを基本とするセオリー通りの管理手法だった。大学生の自分はそこでとにかくユーザからの電話はとにかく短くするように教えられて、例えばPCの調子が悪いのでOSの再セットアップを行おうとするユーザからのコールを受けても、ちょっと操作してPC側のファイルコピーなどの作業待ちが発生すると、一度電話を切ってまたかけてもらう。次に同じ担当者につながる保証はまったくない。そういうやりかたでホントにユーザが納得してるのかが非常に疑問ではあった。でも今の今までコールセンターの効率は重視するが、顧客満足の点を重視する考え方は聞いたことがなかった。そういう中でこの「Delivering Happiness:ザッポス伝説」を見つけて是非読んでみたいなあと思った次第。

読み進めて行って序盤の子供の頃のエピソードやリンクエクスチェンジ、ザッポスの開始時点の話などはやっぱりおもしろくてぐいぐい読み進めて行けるがやはり中盤以降ちょっと引きが弱い感じがする。途中のレイオフの話やアマゾンとの株式交換による子会社化の社内発表の際のEmailがそのまま掲載されていて興味深いのだが、個人的には話のテンポというか流れが寸断されるようで(話自体は続いているがどうも流れの勢いが変わるようで)読み進める勢いが落ちる。とはいえ、非常におもしろい本であることは確か。後ちょっと分量が多すぎる気が。僕が読んでいたのはiPadの電子書籍版。フォントサイズを変更する事によって総ページ数は変化するんだが、僕が読んでいたフォントサイズでは約680ページ。この量はどんなに面白い本でも中だるみしてしまう分量だな。

ネット系ビジネスの本を読んでいてよく思うのはアメリカのベンチャーやる人間ってほんとにリスクが好きだなあと。ま、それだからベンチャーがベンチャーたる所以なんでしょうが。

私たちは誰もがリスクを取る事を恐れず、失敗することを怖がらずにいてほしいのです。失敗しないということは、必要なリスクを取っていないことを意味するからです。

日本人的にはリスクを取って人よりもビッグなリターンを狙う、という人間が少ないですな。ホントにみんなノーリスク型が大好き。確かに僕もハイリスクというのはちょっと踏み出しにくいのはあるが、無難な誰もが選ぶような選択肢、というのはあまりに自分がそれをやっている意味が感じられなくて嫌気が刺してしまう。だって、リスクが少なくて失敗しにくいということは誰でもができるということだから。

自分的には前向きなリスクテイクと前向きな目標を持てるようなマインド作りをやってかないとこれから先も仕事が忙しくなってくるだろうし、ストレスがたまってしまうでしょうな。ちなみに今の仕事ではストレスはございません。やりたいようにある程度はやらして頂いてます。ストレス溜まるような職場であれば辞めるべ。基本的には楽しい仕事だけをやりたい。楽しい仕事だけで会社も個人的にも商売およびキャッシュフローを成り立たせたい。

この本の中でトニー・シェイの生い立ちは9歳でミミズ牧場(養殖)のビジネスを作るときから始まっているそれからこの人はずーっといろんなミニマムな商売を試行錯誤でいくつもやってるんだが、こういう風に半分趣味で商売をTry & Errorしていく過程で失敗要因を排除していく練習ができてるんでしょうな。趣味的だからこそ時間を忘れて没頭したりできるし、人よりも思慮深く商売をマネージできるから差別化ができたり競合より秀でたりという側面も出てくるし。とかく商売はこなれればこなれる程上手になっていく?ワシ自身も早く自分の商売を始めんといかんなと思い直す次第。

ついでに書いて置くとトニー・シェイがレイブパーティーに開眼する下りがある。

グループの中で最も論理的で合理的と知られるこの私が驚いたのは、自分を押し流す抗いがたいスピリチュアルな感覚でした。宗教的な意味ではなく、そこにいる人たちはもちろん、世界中の人々と深くつながっているという感覚でした。

-中略-

規則的に刻まれる歌詞のないエレクトロニックなビートが心臓の鼓動をひとつにし、それが集まった人たちを一体化していました。

ああ、大学生の頃rainbow2000(1997年)で開眼した感覚を思い出した。短い文章でかっちり言い表してくれております。久しぶりにレイブパーティ行きたいなあ。バンコクはやってないかいの?やっぱパンガンか?