高城剛氏 LIFE PACKING 続刊! 2016年08月17日

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何年ぶりかに高城剛氏のLIFE PACKINGの続刊が出た。紙の本が出て数日遅れでkindleも出たのでタイでもすぐ買える。非常に嬉しい。ていうかよく見るとkindle unlimited対応商品。読み放題のプランの中で読める!kindleで買うつもりだったけど、とりあえずunlimitedで読みました。

やっぱこういうガジェット系の本は読んでて面白いですな。特にこの人は用途が独特で面白いです。最近は2泊3日の海外旅行をベルト代わりに巻いたSPIBELTに着替えと必要なモノ詰めて手ぶらで出かけるらしい。いやー、全然ついて行けませんわ。。。まあそれぐらいやってはるから内容も面白いわけで。。しかし今回ついて行けない部分が多くてパッと見即買いたいと思うものが少なかった。読後にAliexpressでiLepo 365 Flyshark2は即買しましたがそれぐらい。。。(このiLepo Flyshark、LIFE PACKING2.1ではFlyshark2という商品名になっているが、ネットでは型番(<多分)表記も多くてややこしいが、iLepo 360 Flyshark / iLepo 365 Flyshark2 というのが正解らしくて型番365が360の後継機でFlyshark2にあたるものらしい)

とんちき録: Bluetooth 折りたたみ式キーボード 「iLepo 365 Flyshark 2」 改良版が発売!?
実測わずか155gの超小型2つ折りBluetoothキーボード Flyshark2をレビュー! | makkyon web

スマホもメインはiPhone6Sっぽいですが、それ以外に変態的なスマホが好きとのことで6.8インチのHUAWEI P8MAXと2.4インチのPOSH MOBILEのMicro X S240が一緒に載ってたりしますが、iPhoneも持っててこんな極端なディスプレイサイズのAndroid機をどう使うの???と疑問だらけ。

写真のページに書かれていた「上手なパッキングのコツは、先にサイズを決めること」という一文はそのとおりですな。何をやるにも上限を先に決めちゃったほうがええです。その中で何をする(どう詰めるか)というような創意工夫というか遊びが出てくるのでいいです。

といいつつ最近はフリーランス初年で金がないのと、時間が空いてももともとの出不精が災いして引きこもりを続けております。。。

頑張って暇になったらヤンゴンにでも行ってみるかな。。。ミャンマーまだ行ったことないし。。。

↑ iLepo Flyshark。型番までちゃんと書いてくれてないけど、写真のものだと360の旧版。不確かならAliexpressとかeBayで買うほうがいいかも。

LIFE PACKING 未来を生きるためのモノと知恵
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↑ こちらvol.1。

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↑ 今年の続刊。

kindle unlimitedは意外と使い勝手よい 2016年08月11日

Reading Kindle at Old Street Tube

つい先日から始まったkindle unlimited、読み放題ってのは面白いサービスですな。

なんでもかんでもとりあえず読み放題対応本はつまみ読みできるのがよい。雑誌が読み放題とかいろいろメリットを書いてる人もいるけど最終的にいいところは、ダウンロードした本を全部読む必要もなく関連したキーワードで出てきた本を自分に必要なポイントだけ読んで、ローカルからデータ消してまた次の本、みたいな読み方が定額でできるのがいい。

自分の趣味なんかで本を読むには最初から最後まで全部読み通したいという人が多いだろうけど、昔、「コンサルタントの読書術」という本を読んで、コンサルタントが仕事の締め切りがあって、その期日までに効率的に仕事に必要な知識だけを仕入れるためには、トピックに関連する本を本屋でだーっと買いまくり、必要と思われる箇所だけ効率的に読みまくるという方法を取るらしい。

だから本開いて、目次を俯瞰して、必要なところから読んでいく形だけど、これって仕事で、この読書方法に投資をすることで給料なり、売り上げなりで回収が見込めるから出来るやり方で、趣味なんかでこれをやるのは金がかかってしょうがないと思う(趣味なら締め切りもないし急ぐ必要もないし)。

僕の場合だとIT関連の技術本ですが、まだまだそういう類は本の数が少ないとは思うが、少ないなりにそのライブラリの中から必要なものはバンバン読んで行ける効率のよい本の読み方ができるサービスかなあと思います。

コンサルタントの読書術 確実に成果につながる戦略的読書のススメ
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クール井上―いましろたかし傑作短編集 2016年07月22日

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大学生の頃に友人にいましろたかしの作品を教えてもらってから、熱心なファンではないけれど、それなりにずっとこの人のマンガを読んでます。Wikiにあるとおりな、「初期は自意識過剰な若者の空回りを、近年は脱力した30代から40代の男性が主人公の漫画を主に描く。」、そんな感じなんです。ただ、最近のマンガは50代ぐらいの男性の行き詰まり感が行間にかなり描かれるようになってきていてご本人の加齢とともにその心象を映し出してるのではないかと思っております。

80年代のハーツアンドマインズ、この時作者も多分20代、描かれる作品中の人物たちも主に20代ぐらいの青年期。90年代の後期の釣れんボーイ、これ40代男のハーツアンドマインズで、マンガの主人公はマンガ家の暇城先生で基本的にご自身であろう。この頃はだいぶお気楽で脱力、というキーワードが似合う感じではありますが、2000年代の傑作短編集(以前は「クール井上」というタイトルで販売されてた)、この辺が50代かな。

作者の加齢とともに先々への不安みたいなものが、煮凍りのように煮詰まっていく感じが如実に感じ取れますな。クール井上も10年ぐらい前に紙の本で買って読んでいたが当初はジメッとした抜け切れない空気感が読んでて辛く、あまり好きではなかったが最近Amazon見たらkindleでも出てたんで再度読んでみたらそうでもなかった。この辺は自分の年齢が向こうに近づいていってるからか??

最近のいましろ先生の作品は「原発幻魔大戦」など珍しく社会問題などをテーマに書かれてますがそれでも自分のこと50%、社会問題20%、残りの30%は読後でも「うーんなんだったんだろ?」と首をかしげるような内容で相変わらずと言えば相変わらずなんですが、個人的に社会問題を取り扱うものは歌であれ、マンガであれ、全然気持ちが入っていかないのであまり好きな作品ではありません。。現在コミックビームで連載されてる「新・釣れんボーイ」のほうがトコトコしててずっと好き。

ちなみに新世紀トコトコ節なんて短編も収録されてます。

いましろたかし傑作短編集<いましろたかし傑作短編集> (ビームコミックス)” style=”border: none;” /></a></div>
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ゲームブック XEVIUS?? 2016年07月20日

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前回の日本一時帰国時にタイに持って帰った本のうちの一冊。小学生の頃熱中して読みふけっていたゲームブック。同じ世代の人は知ってるだろうが、ゲームブックとは本を読み進めていると1ページ単位ぐらいで選択肢が提示されて読者は自分でそれを選択しながら物語を進めていく。アナログなRPGで、一番近い雰囲気はポートピア連続殺人事件や弟切草、かまいたちの夜などのゲームが本になっているようなもの。

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物語の展開を選択していくだけでなく、ものによっては自分のHPやMP、経験値なども別紙に書き留めておき、それらをちまちま書き直しながら進める設定の細かいゲームブックもあった。

いつも本を読むときはスキャナで自炊してiPhoneかiPadで読んでるが、持ってきてからふと思ったのは、この類の本は自炊ではかなり読みにくいはず。。。選択先のチャプターがページ数と連動してるわけではないので飛び先を電子書籍を繰りながら探すのは結構大変かと。

対処策は簡単で、PDFのしおりみたいな機能を使って意図したチャプターに飛べばいいだけである。ただ、そのしおり機能を自炊でエンドユーザーが自分で作っていくのは数が多いだけに非常に骨が折れる。。よほど情熱のある人間でないと挫折するでしょうな。

といろいろ見てたらちょっと前にはあのJHブレナンの邦題ドラゴンファンタジーシリーズ英題GrailQuest、暗黒城の魔術師がiOSで復刊されていたそうな。が、版権の関係からかすぐに配信停止となった模様。

このゲームブックももう流行ってから30年ほど経ってるのでリバイバル的に持ち上げられる時期がまた来るんじゃないでしょうか。てか来て欲しい、んで海外にいる僕らも電書でゲームブック久しぶりに読みたい。とりあえず以下のもの

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↑ グーニーズ

シャーロック・ホームズ 10の怪事件
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↑ シャーロックホームズ 10の怪事件

暗黒城の魔術師 (サラ・ブックス―ドラゴン・ファンタジー (387))
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↑ JHブレナンのドラゴンファンタジーシリーズ全部
(ハービーブレナンという読みが今では一般的っぽいが、我々リアルタイム組はJHブレナンという著者名で通っていた)

あたりを復刊させて欲しい。。

Kindleで濃いマンガ三昧 2015年07月09日

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Kindleにて432円のまんが道24巻、愛しり(愛…しりそめし頃に… : まんが道の続編)のそれぞれを読み切りました。

長編のまんがを中途半端に読み出したために止まらなくなってちょっと後悔したが一気にこれだけ読みきりました。しかし、いわゆる「オタク」っていうマニアに対する呼称はそもそもトキワ荘人脈が相互に呼び合う際に「おたく最近忙しそうだね」なんて言い合ってるここが原点?しかし愛しりの最後の終わり方が超中途半端で消化不良気味。

というわけでウェブで見かけた「レッド 1969〜1972」も読んでみました。今のところまだ完結していないようで8巻まで。このお話は学生共産主義運動、赤軍派の山岳ベースリンチ事件やあさま山荘事件に至るまでの青春群像劇、とされているが予想通り重かった。。

当時の世相の再現はイマイチで60年代後半、70年代という空気感はそれほど感じられないものの山岳ベースでの組織の閉鎖感はひしひしと伝わる。

これ読んでて思ったけど、あんまり人間ってルール守って高潔に生きていくんだっていうような生き方はしないほうがいいね。むしろどんな環境であってもどれだけ適当に生きられるかを考えてボサーッと生きてたほうがいい。閉鎖されて、追い詰められた空間、組織の中では大儀に忠実になればなるほど生きづらくて迷走するし、冷静で利己的な人間に上手く騙されて死んでいくだけのような気がしますな。

特に日本人は行き詰まると(自分ではなく)他人に統制のとれた行動を強要しがちな気がしますな。別に特定の思想団体だけでもなく、学校でも会社でもそう。みんなでわざわざしんどい方向に向きがちですな。こういうの見てると冷静に覚めた行動を取る、すなわち「逃げる」というのが大事な気がしますな。パッと考えて「ああしんど」って事ならバカ真面目に付き合わず一目散に逃げるのが賢い選択ですな、いじめも過労死も。

しかし、「レッド 1969〜1972」読んでて思いましたが、やっぱり追い詰められた閉鎖空間は怖い。うちらの親父の世代は赤軍派、学生運動、僕らの世代はオウムと若い世代は同じような悲劇を繰り返してますな。(ちなみにわたくし、1975生まれ。)

さて、今のところ「レッド 1969〜1972」を読みきってしまい、まんが道以上に中途半端な読後感なので次をまた探しております。次はアオイホノオあたりかな。

↑ 今になって気がついた。この「最後の60日」が続編なんだ。。。わかりにくい。。。