パノムルン遺跡へ 2014年05月06日

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彼女の実家からバンコクへの戻り途中、いつも通る国道のすぐ脇にパノムルンの遺跡があるみたいなのでせっかくだから寄ってみました。


View Phanom Rung National Park in a larger map

国道2号線をカオヤイあたりから分岐してウボン方面へ続く24号線を外れて12kmぐらいのところにあります。遺跡まで後約5kmぐらいの距離になるといきなり道が山道になって結構急な上りカーブなどを経て山の上にその遺跡はありました。

造形がとても美しい。ミニチュア版アンコールワットでこれまた山の上なんで配下にひろがる田畑がいい景色。カオプラウィハーンといい、パノムルンといい、タイにあるクメール遺跡はだいたい景色のいい丘の上ってイメージですな。ピマーイとか他の遺跡はちょっとまだ行ったことないですが。。。

เขาพระวิหาร Khao Phra Wihan 2012年01月03日

ただ、このパノムルン遺跡、大きい駐車上からおみやげ屋が連なる参道みたいなところを登って行きましたが、反対側の3番ゲートのほうが歩く距離が短くて便利らしい。

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そして緑も多いパノムルン遺跡、なぜか他の遺跡と違って多くの犬がうろうろしている。器用に遺跡の急階段を登ったり降りたりしてましたが、ふと遺跡にカメラを向けると目の前にどどんとお犬様が寝そべってたりで、これもまたタイらしい風景なのかと。

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しかし、遺跡のかっこよさにNikon D3100の一眼レフカメラでパシャパシャと80枚ぐらい写真撮ってましたが、こうやって建造物を写真撮ってると確かに広角レンズ通すと肉眼での見た目とレンズ通しての見た目、絵の収まり具合ってかなり違いますな。初めてこのレンズ通すとこんな絵になるのかってのが認識出来たような気がします。

こうやって取りあえずバンバン撮っていけば一眼レフでの写真もうまくなっていくんでしょうかね。

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ยำแหนมข้าวทอด ヤムネームカオトート は酒のつまみに最高ですよ 2014年03月02日

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彼女のお姉さんの得意料理。得意料理というか、これで商売をしている。毎日これを作って市場へ出かけ必ず売り切って帰ってくるのだ。

ヤムネームカオトート

ヤム=ヤムウンセンなどのあの、酸っぱい、辛い味付けの和え物サラダテイスト
ネーム=タイの東北地方の発酵ソーセージ。酸っぱい味。
カオ=米
トート=揚げる

普通のヤムネームってのはヤムウンセンと同じような味でウンセンやエビの部分がソーセージになっていて下の写真のような感じなんだけど、ยำแหนมข้าวทอด ヤムネームカオトート の場合豚の皮の千切りやお米をコロッケみたいにボールにして揚げたものが入ったりして味が太く、香ばしくてとても酒に合う味になる。

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↑ これが普通?のヤムネーム。

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↑ これ豚の皮の千切り。タイでは豚の皮もよく食う。

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↑ これが米のコロッケ。

たまに市場を歩いているとこの米のコロッケを店先に並べてなんか食べ物を売ってるお店があるが、そこなら売っている。基本的に、使う食材が多く、米コロッケを揚げたり下ごしらえの手数も多いため、お金のためだけに飯を売ってる人は敬遠するようなので基本これを売っている屋台は好きでやってるはずなのであまり外れはないかもしれない。

とかく、このยำแหนมข้าวทอด ヤムネームカオトート はビールその他なんでもアルコールに非常に合うのだが、周りの日本人でこれをつまみに晩酌してます、なんて人をほとんど聞かないのであまり知られてないように思う。もし機会があれば一度つまんでみることをおすすめします。

ข้าวเหนียว カオニャオの仕込み風景 2014年01月22日

彼女の田舎に行くと毎日見る光景。

基本タイの東北地方であるイサーンでは主食はうるち米よりももち米を食うことのほうが多い。もち米のほうが炊いてから日持ちがするし、うるち米よりも安いらしいのでそういった理由から定着してるんでしょう。

バンコクのイサーン料理屋などに行ってもどこでももち米は置いてある。ただ、上の動画にあるようなもち米を蒸したあとの仕込みの作業はバンコクでは見かけたことがない。

まあ、みんな営業を始める前に下ごしらえでやってるから客の僕らは見かけることがないのかもしれないけど、もち米は本来蒸した後にこのようにザルの上でざっとほぐして過剰な水分を飛ばすようだ。確かにこうすればコメの表面上の水分がとんで手で握ったとき(もち米は普段手で掴んで食べる)指にベタベタついたりしない。たまに屋台のもち米でベタベタしてるものもあるが、こういう仕込みをサボっているのかなと思う。

この作業の後、竹で編んだお櫃の中に放り込んで保存します。

しかし、田舎で食うもち米がまた旨い。なんというか洗練された味とは程遠いが自然の雑味というか、滋養のある味というか。バンコクのイサーン料理屋で食うもち米は精製されすぎな感じで田舎の米のように雑味がないのであります。田舎へ行くと衛生観念がなさすぎて閉口することもありますが、バンコクでは味わえないワイルド番地なテイストを味わうことができるのでこれが結構楽しみでもあります。

ข้าวคั่ว カオクア、พริกป่น プリックポンを作る 2014年01月19日

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↑ 上の砂みたいなものがข้าวคั่ว カオクア、手前の赤い粉がพริกป่น プリックポン。ปลารา パラーがまるで泥水みたいな色しているのに続き、このカオクアも見た目まるでただの砂なんで最初見たときにびっくりした記憶がある。

タイの東北地方イサーンに数日泊まってきて、また今回もいろいろと新しい体験をしてきたわけですが、今回始めてカオクアを作る過程を見てきました。

ข้าวคั่ว 炒ったもち米を砕いてパウダー状にしたイサーンの料理には必須の食材。イサーン料理に香ばしい香りと残ったもち米のつぶつぶがポリポリと微妙な歯ごたえになっておいしい。これげないとイサーン料理は成り立たないんじゃないかと思うほど。

作った、とは言っても作り方は単純なんで大げさに言うほとでもないが、とりあえず普通に鍋にもち米をざーっと放り込んで、結構な強火で炒っていく。ちなみにこのへんの工程は写真を撮り忘れました。

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そしてこれまた結構な焼き色になるまで炒って、それをクロックというソムタムを作る際のツボに放り込んでポクポク突いていく。彼女のお姉さんとこの家ではこんな長い突き棒があった。確かにこれだと長くて背を丸めて作業することもなく、さらには棒の自重があるので突くのも楽。これでもち米をザクザクついてるとすぐに粉末状になってます。

ただ、綺麗に細かいカオクワにしていくにはそれなりに時間かけて作業してやらなければダメでやっぱりそれなりに疲れる。

また、ほとんど同じような手順で乾燥唐辛子を買ってきて、鍋で炒って、ツボで突く พริกป่น プリックポンも作りました。これは袋に詰めて我々の家に持ち帰り。自炊の時に重宝します。

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↑ この時期ワンコも寒くて火のそばを離れない。たまに子犬同士じゃれあってて、火の中に倒れこんでキャンキャン言いながら走り回ってました。

2013年暮れのイサーン紀行 2014年01月01日

あけましておめでとうございます。

なんどもなんども年末からつぶやいてますが、ホントに今年は例年以上に年末感のまったくない年末で未だに正月を迎えたのが信じられないぐらいぼさっとしてますが、何はともあれ今年もよろしくお願いいたします。

年末年始ではなくて年末(12月29日〜12月31日)に彼女の田舎、ヤソトンまでスリン経由で行ってきましたのでちょいと写真などを上げておきたいと思います。

先のエントリであげたように今回もルートはバンコクからモーターウェイをチョンブリ方面へ西に進み、プラチンブリからサケオに抜けてアランヤプラテートの直前で北上。ブリラムに入ってからまた東に進み再度北上してスリンに入るルートでした。12月29日の15:00に自宅出発しましたが、道路は全く混んでおらず快適ドライビン!

スリンに着いたら晩飯食って、遠目に見たら完全にウンコに見えるタマリンド、タイ語で มะขามหวาน マカームワーンをデザートにつまんで就寝。もうこの時期のイサーンは超寒い。ウィンドブレーカー来たまま寝ましたもん。

朝イチは雷魚の丸焼きからスタートか、と思いきやこれは実家に持っていくとのことで普通にパンを一つ食べてヤソトンへ出発。

田舎では朝や晩は家の庭先で焚き火で暖を取っている。人間も犬も一緒に温まる。職場で来ていたウィンドブレーカーを持って行ってたが、ずっと焚き火にあたってたのでバンコクに戻ってきてから匂い嗅いで見ると焚き火の匂いがしてて会社に着て行けなくなった。。。

イサーンの朝飯でよく見かけるのがこのカオチー。もち米を固めて炭火の上に置いて表面カリカリに焼いたせんべいのように香ばしい食べ物。普通は表面に卵を塗って塩振って再度焼いたものがよく売られているが、彼女の実家では塩を振っただけのあっさりバージョンも作っていた。どちらもおいしい。

みんな犬、猫、鶏をいっぱい飼ってたなあ。写真のワンコは親犬と子犬っぽいけど実際にはでかいほうが兄貴で小さいのは妹/弟。母犬はなんでか死んじゃったっぽい。

自生するカヌン、ジャックフルーツ。彼女のお姉さんの家の裏に山ほど実がなっていた。小さい実でも十分に大人の頭ぐらいの大きさはある。落ちてきたら怖いな。。。

初めて行ってみたゴム農園。そしてタピオカの畑。

12月31日の大晦日19時にウボンからバンコクまでいつものAirAsiaで凱旋。大晦日に都心へ向かう飛行機なんかあんまり人が乗ってないだろうと思ってたらきっちり満席。しかも機上で腹がギュルギュルなりだしてドンムアン到着後すぐにトイレに駆け込み30分。その後タクシー乗り場まで移動してみたらタクシー待ちのQueueがなんと軽く100人を超えている。。。なんだこの混雑。。。単純に空港側の捌きが悪いのか??

結局めんどくさかったけどバスでモーチットまで出てそこでタクシーを拾い無事帰宅しましたとさ。