ブラックミュージック 2011年01月05日

motown
朝、遅刻して出勤。朝飯は抜き。

昼飯はタニヤSEE FAHへ。ここって今日まで中華料理の店だと思ってたがよくメニューを見てみると純然たるタイ料理だった。カオラートナーガイカイダオ(鶏のあんかけ炒めみたいなものをご飯の上にかける+目玉焼き)とペットヤーンムーデーン(この二品、ココのBraised chicken and fried egg over riceと書かれているものと、Roasted Duck, Roasted Porkと書かれているものです)を注文。ココの店、米の盛り方はかなり量が少ないので二品頼んだがペットヤーンムーデーンはカオムーデーンでもカオナーペットでもなく、肉だけの料理だったので二品食いきるのにかなり味が濃くて大変だった。失敗。ちゃんとメニューをよく見ないと。。。味は悪くないのでまた今度は夜にウィスキー抱えて食いに来たいな。

晩飯は、帰宅途中にtopsによって食材買出し、自炊でマーボ豆腐を作った。こっちでもレトルトのマーボ豆腐の素がスーパーで売っている。それに追加の肉とネギ、そして豆腐を買って帰る。先日のあまりの豚のヒレ肉をまたステーキにしたのと、大量に作ったマーボ豆腐。あまり体によいメニューじゃないな。。。

ゴードンジンを飲みながらまたApple TVで映画を借りる。今日借りたのはドリームガールズ。女性3人組歌手グループが成功していく上での裏切りやら嫉妬やらを描いた作品。見終わってからWikipediaで調べてわかったのだが、このドリームガールズってミュージカルで昔から有名なストーリーでモータウンのSupremesがモデルなんですな。いろいろ興味深いエピソードが話中にちりばめられているが、その中で2つ印象に残ったのが、

ジミーアーリーととも3人がにマイアミの白人オンリーのクラブで歌ったときに、熱が入りすぎ、最初のさらっとした演奏からどんどんビートが強烈に、歌い方がこってりとしていく過程でハイソそうな白人の観客が引いていく描写があったが、こういう感じが白人は嫌いなんか?思った。以前読んでいた「魂(ソウル)のゆくえ」(ピーター・バラカン)にも書かれていた、「白人ウケする黒人音楽」を思い出した。なるほどね、こんな感じで白人はあっさりしたあまりこぶしの入り過ぎないブラックミュージックが好きなのかと。。。黒人差別とか白人のブラックミュージックに対する反応とか、生で体験することがほとんどないだけに中々いいものを見たと感じましたな。

もう一つ、同じく、ジミーアーリーと3人がCadillac Carというレコードを出したときにサーフミュージックを演奏している白人に曲をパクられるというエピソードがあったが、これがなんと、Chuck Berryの「Sweet Little Sixteen」Beach Boysの「Surfin’ USA」がモトネタだったという。改めて聞いてみると確かに一緒の曲ですな。ブルースを聴いてる感覚で60年代の曲はある程度、他の曲と似たりよったりになると思っていて聞き流していたが、実際まんま一緒の曲ですな。Wikipediaなんかを見ると

he title track, “Surfin’ USA”, credited as composed by Brian Wilson, was a note-for-note cover of Chuck Berry’s “Sweet Little Sixteen”. A lawsuit officially granted Berry writing credit and royalties from the record.[1] Additionally, the lyrics seem inspired by the Bobby Rydell 1959 hit “Kissin’ Time” (mentions various cities across the USA), which melodically also borrows liberally from Berry’s “Sweet Little Sixteen.”

Surfin’ USA – Wikipedia より

Surfin’ USAのクレジットには現在Chuck Berryの名前が入っているが、訴訟でクレジットの記載とレコードからのロイヤリティーを勝ち取ったとありますな。。。

これは全然知らなんだ。。。

※ 非在タイ者の方以外にもわかりやすいようにキーワードにリンクを入れています。そのキーワードに関するほかのウェブページの記載を読むことができます。。。リンク切れてる際はご連絡ください。

洋画の字幕の著作権は。。。

海外で生活していると、インターネットで違法にアップロードされている動画にしろ、路上で違法に販売されているコピーもんの映画DVDにしろ、もちろん、正規で買うDVDにしろ、日本語の字幕がない、ってのはよくあることである。

ハリウッドとかの単純明快なアクション映画などであれば字幕なしでも絵面ととりあえずの英語ヒアリング力でなんとかストーリーは理解できるが、ややこしいもの、法廷ものや謎解きなんかがある映画はやはり観る楽しみが半減(それ以上?)するのである。

そういう中で、ネットには字幕のサイトがあるということを昔何かで読んだことがある。そう、調べてみるとsrtというような字幕データを格納するファイルがあって、それをVLCのようなメディアプレーヤーで、再生している動画の上に表示させることができるのである。

ということは、もし日本語字幕ファイルがあればタイでDVD買うときも言語を気にすることなく買えるということになりますな。日本語字幕ファイルを翻訳作業として1ダウンロード100円とかで売ることができれば。。。海外の駐在員や在住者に売れるんじゃないかと思ったりします。。。売っていいものかどうかグレーですが。あくまでコンテンツではなく翻訳代として頂くのであればOKだと思いますが、解釈しだいな気がします。

昔、何かで作者死亡後50年以上が経過し、著作権が切れた洋書をネットにアップロードすることについて”洋書のデータをネットにあげる事自体は著作権も切れているから問題ないが、日本語のものをあげるのであればその日本語翻訳に関する著作権も考慮しないといけない”というような記事を観ましたが、これと同じ考え方が映画字幕にも適用されるのか?

でネットで調べてみると、

Heather 落合寿和の字幕翻訳日記:字幕の著作権とは?

映画にも音楽にも小説にも著作権があります。では字幕の著作権は?知的財産である事は間違いないと思うのですが、仕事に追われる15年で、法律的な知識に乏しい私には専門的な事が分かりません。

聞きかじりの知識で言うと、「字幕」にも「二次著作権」または「名誉権」があるのではないか、という見解はあるようです。名誉権というのはお金にはならないけれど、クレジットを消されない権利というか、クレジットを出せと要求できる権利という感じです。

どうも著作権はあるという認識があるが、制度的にそれを擁護するようなものは何もなさそう。映画と紐づいていた字幕だが、インターネット時代になって字幕のデータ自体がそれ単体で流通できるようになってるが全然対応が遅れててまったくそれに対する適切な課金などが考慮されていない模様。ただ、市販されているDVDから訳をまんまコピーしてきたら”著作権保護違反だ”と言われそうな気がしますが自分で翻訳した字幕であれば、それは自信の翻訳作業の成果を売ってるだけなので著作権保護違反にはならない?

ま、現実的な解としては日本語字幕のコミュニティサイトを作るってとこでしょうか。みんなが有志でファイルをおいてみんながそれを利用しにくる。フリーでですね。字幕使って観た人が「ここ間違ってたよ」みたいな感じで修正版をアップロードみたいなことができるとよりブラッシュアップされた字幕ができていくが、コンピュータとか好きな人でないとそこまでする人はいないかも。。。

Subtitles – download DivX subtitles from the biggest open subtitles database

このサイトも日本語字幕はまだ数が少ないんですわな。まあ、後このサイトで英語版なんかの字幕データを拾って来て、Google翻訳なんかで強制的に翻訳かけるか???変な日本語で余計に字幕にとらわれて映画自体が頭に入ってこない!なんて事もありそうですが。。。

真夜中のカーボーイ

Mac miniで使っていたApple Wireless Keyboardの中の乾電池が液漏れして金属性のカバーがアルミ製の本体と固着してしまい、どうしようもなくなってしまいました。3000B近くしたのに。。。がっくし。

apple keyboard broken

また代わりのキーボード買うか、、、と嘆いている中、最近は映画をよう見とるわけですが、ワイルドバンチに続き、白人御用達のスーパーVILLA MARKETのワゴンの中にMidnight Cowboyを発見。アメリカンニューシネマ三昧な訳です。ハリウッドみたいな夢のあるストーリーしか見たくない、シリアスなものや変態的なものは見たくないという彼女が寝たところを見計らって一人で鑑賞。いやー、全編通して二人ともの情けなさというか、いかんともしがたい感が泣けてきます。これは女に見せても絶対共感を持てない映画でしょうな。いやーしかししんみり来ました。

ところでWikiでこの映画の情報を見ると、
> 本作品の邦題は本来ならば 『真夜中のカウボーイ』 であるが、
> 当時日本ユナイト映画の宣伝部長であった水野晴郎が「都会的な
> 雰囲気を演出したかった(Car=自動車=都会の象徴)」ことを
> 理由に「カーボーイ」としたものがそのまま邦題となった。
> しかし、当時の字幕では何故か「カウボーイ」となっている。
との記述がありますが、なんか水野先生も無茶なことをしますな。

というわけでTrailerなんかをいくつか。

太古の記憶を呼び戻す

ネットをぼんやり検索中、衝撃的なものを発見。

こういった作品の破壊的な脱力感に魅せられて
シネマクラブに入部しました。初日は新井さんが
部室に居たね。次の日には森山が既に居ました。
懐かしい。とはいえ自分の恥ずかしい作品があがって
ないか即チェック。よかったあがってない、ということでした。

しかし、既に15年以上前のフィルムですな。
フィルムの色や皆さんの服装が時代を感じさせます。。。

おまえ達はみんな、病気だ!!

GyaOにて、「逆噴射家族」を見ることができまっせ。

大学の時からオールウェイズベスト5の中に入れてきた名作「逆噴射家族」。30歳以上の方なら絵面にぐっと来る懐かしさを覚えると思いますよ。疾走するストーリー展開と全員がゆっくりねじれていく様が非常に楽しい。ワイの大学の時の友人であれば大体知ってると思いますが、それ以外のこれをお読みの方もぜひ。ポップサイコですわぁ。

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