ライ麦100%のSourdough 2013年08月18日

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今、朝食用のパンを自分で焼いたりしていて、ライ麦パンやWhole Wheatのパンなどが香ばしくて大好きです。ドイツ、北欧、ロシアにかけてははライ麦パンをイーストではなく、サワードウという天然酵母を利用した自家製パン種で焼くというのが伝統的なやり方らしく、その味も一度試してみたかったので一度やってみました。

ザワータイクの起こし方
3段階ザワー
ライ麦100%パン

上のレシピの載っているサイトで書かれているザワーダイクというのがドイツでのサワードウのパン種の事らしい。パン種を起こすところは他のサイトのレーズンの天然酵母を起こす手順を見ながらやったが、「3段階ザワー」というその種をさらに活性化させて実際にパンに練り込む段階の直前まで持ってくる作業から上記の手順を実践。

イースト菌から自分で作る!サワードウブレッド : サンフランシスコふたり歩き
↑ このぶどうから作るのをレーズンに置き換え。

ホントに3段階ザワーと書かれている最後のフォルザワーの写真にあるように種と新しいライ麦粉を混ぜあわせてラップ+タオルで包み、ソファやベッドに置いておいたら2時間ほどしてどんと発酵して膨らんでいた。最初はただの腐った小麦粉みたいな感じだったが、ホントにちゃんとパン種として使えるんだと感心。

それにライ麦粉を100%を使用してパンをこねてみるが、強力粉と違ってグルテンが少ないせいかとにかくねちゃねちゃと張り付く。さらにライ麦粉で打ち粉を打ってこねていくがだんだん生地が固くなっていくような。。。整形して発酵のため2時間待ったがどうも微妙にしか膨らまないような。。

とりあえず焼いてみる。香りはたまらなく香ばしくてうまそう。チーン。熱々を持ち上げてみるとパンがめちゃ重い。生焼けかと思って串を挿してみるが竹串が通らないほどパンの皮が硬い。。。なんとか通して見てみるもちゃんと火は通ってるみたい。めちゃくちゃ密度濃いパンになってる。冷ましてから味見に端っこを食べてみようとするが、包丁入れるのも一苦労、パンの底を包丁で切断し切るのも一苦労。とにかく硬い。ただ、中は水分たっぷりで膨らみも悪いのでむっちりと詰まっている。でもある程度は酵母がガスを出していてふんわりとしている。ネットで見てみるとライ麦100%って結構硬いと書かれているので実際こんなもんなのかなあとも思ったりしているが、実際に今まで食ったことがないものを作っているのでイマイチどの程度が正解かよくわからない。。。

ただ、パンの香りはやはり最高なのでせめてもう2,3回は焼いてみようと思ったりしてます。さらにこのパンを2,3日置いたらホントにいろんなサイトに書いてある通り、味が落ち着いてきてうまくなった!そしてやっぱり軽く酸味のある味とその奥でレーズンの香りがするような気がする。。。これはうまい。。トーストするとライ麦の香りが飛んでしまうのでそのまま食べるのがうまい。ただやっぱり表面は歯が折れそうなほど硬いのでこの辺をもうちょっとなんとかしたくなってきた。。。ライ麦100%もちょっとトライ・アンド・エラーで作り方を勉強するモチベーションが上がってきた!

ランカムヘン46の手作りサイウア 2013年08月17日

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↑ 一口大にカットしたサイウア。右はtopsというスーパーで買ってきた惣菜、サバテリヤキ。

北タイの料理、ไส้อั่ว サイウアが大好きです。ソーセージなんだが、お肉に様々なタイのハーブを混ぜ込んでさらにカレー粉的なスパイスもふんだんにねりこんである模様。辛い、というよりはそれらのスパイスが香り立つ実にうまい腸詰め。酒飲みにもバッチリのお味。

このサイウア、タイのスーパートップスでも売ってて十分食えるんだけど、以前うちの彼女がおいしいお店を見つけてきた。んで今回始めて僕がそのお店に車で行ってきた。

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場所はランカムヘンソイ46のちょうど真ん中あたり。ランカムヘンというと超マンモス校、ランカムヘン大学があって学生の下宿としてこの通りのソイには多くのアパートがあって各ソイも狭くてなんか薄暗いんだけど、何故かこのソイだけ道幅広く、カラっとしていて綺麗。そして一戸建てが多く並ぶ。


View ไส้อั่วรามคำแหง in a larger map

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場所は上記のようになっており、写真の看板を目印に。普通のみんかの庭先でおばちゃんが販売してます。一日に作る量もすごく少なくて電話せずに行くと大体売り切れてるので朝一で電話して欲しい量を伝えてから買いに行くのが吉。値段は1kgで330THBとなってる。行ったときはすでに売り切れ寸前で、腸詰め一本分だけ打ってもらった。

topsで売ってるサイウアは200gの真空パックになっていて確か85THB。1kgだと425THBでこちらのほうが高い。サイウアは多量のスパイスが入っているが、豚の脂も一緒に練り込む。この脂が多いとスパイスと組み合わさって黄色い脂がこってりと皿についてたりするが、これがまた胃にもたれるんである。ただ、ランカムヘン46のサイウアは脂も少なめで胃もたれがほとんどない。ちょっとさらっとした感じのサイウアで非常においしい。

日本人は車持ってないとランカムヘンなんてほとんど行かない地域だとは思いますが、機会があれば一度お試しあれ。

映画「冷たい熱帯魚」 2013年08月16日

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久しぶりにhulu.jpを覗いてみたら前々からみたかった冷たい熱帯魚がアップされていた。ちょうど土日で急ぎの作業が何もないので早速見て見た。

この映画のストーリーはあの有名な埼玉の愛犬家連続殺人のエピソードをベースにした映画で、僕は以前タニヤの古本屋でこの映画の主人公に当たる人物が書いた愛犬家連続殺人の文庫本を購入してよんでいる。

埼玉愛犬家連続殺人事件 – Wikipedia
愛犬家連続殺人 志麻永幸 2012年08月22日

それを前提に見ていくと、実話をベースにしている、とあるけどもストーリーの前半はほぼ再現である。だいたい本に書かれている殺人のエピソードは描き切ってあるし、でんでん演じる村田が実際の犯人の写真と綺麗にかぶり、こってこての中年おやじが軽快にサービス精神満々に喋りまくる絵が中々に気持ち悪い。でんでん、ええ演技しますな。この映画の中で印象に残る出演者はでんでんのみ。それ以外は無難に想像通りのシナリオ、演技ででんでんいなかったら本当にただの量産型Vシネという印象。

この映画、愛犬家連続殺人のお話ということで僕みたいに本を読んで前知識を入れてから見る人はびっくりするだろうけど、後半からほぼオリジナルに近いストーリー展開を見せる。途中から、これ、締めくくりはどうするのかなあと思っていたけど、そうかそうかこっからオリジナルな展開にして行くのね、と思ってたら、最後まで結構疲れる展開で、救いもなく、イマイチキレの悪い終わり方だった。。

細かい描写(でんでんと吹越満が山中で殴りあうシーンなど)、ディテールの描き方はなんか身につまされるような感覚を覚えるほど、うまい演出してるのに後半のシナリオはちょっと残念かなあ。

Wikiなんかに書いてあるのをみると、「もし再編集することが可能なら、でんでん演じる男が吹越満演じる男に刺殺され、黒沢あすかが笑っているくだりでエンドロール、という形にしたいと、2012年『映画秘宝』7月号の『恋の罪』DVD発売に際したインタビューで語った。」とあるけれども、以外と後半のシナリオは本意じゃなかったのかもしれない。

でもよくよく考えるとそこで終わることを考えると、この映画でオリジナルのシナリオはほとんどないので、監督(上のインタビューが監督のものだと仮定するならば)は、シナリオ云々の目的ではなく、この事件の異常な絵面を詳細に描きたかったのかもしれないですな。

とはいえ、見てる最中なんどもすげえなあと思えるシーンがいっぱいあって十分見応えのある一本であります。

ただ、この週末先の神戸連続自動殺傷事件の本を読み、そしてこの映画と、ちょっと思いものばかり見ているので流石に疲れてきました。。ここらで彼女とゆっくりタイの超有名な古典映画 คู่กรรม クーカムでも見て休憩することとします。。。

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「少年A」14歳の肖像 2013年08月15日

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何でこの本を買ったんだろうと読後にこの本を見つけた経路を思い出せないでいるんだけれども、kindleなんで多分いろいろ本を検索している間にリコメンデーションで表示されて値段が安かったからこの機会に、と買ったもんだろう。

僕が大学生の頃に起こった神戸連続児童殺傷事件。90年代のエポックメイキングな事件の一つ。個人的には世の中の流れを変えるような大事件として

宮崎勤:東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件
自然災害:阪神大震災
麻原彰晃(オウム真理教):地下鉄サリン事件
少年A:神戸連続児童殺傷事件

という事件(震災は天災だが)がとても印象に残っている。大学生当時、少年Aの事件後に悪ふざけで友人たちと一緒に事件後にタンク山に登ろうと言って深夜一時から出かけて行って真っ暗闇の中を歩いて行ったら、足元でガサガサと音がなって何か踏んだ感触があるなと思ったら、お供え物を踏み散らかしていたりと、非常に罰当たりな事をして流石に申し訳ない気持ちになり、かと言ってそんな時間にそんな場所で何をするでもなく、中途半端な気持ちで帰ってきた記憶もある。んで実家が大阪で地理的に近いこともあって妙に親近感のわく事件だった。

いろんなメディアが当時報道してたけど、改めてその経緯を読んで見たくなった。最初、何処かの新聞社か出版社の記者が取材したものをまとめたものかと思っていたがWikipediaで著者を調べてみると、ノンフィクションライターとのこと。少年Aの記述の合間合間に挿入される、著者が現地を訪れて見たその風景を描く文章が何とも小気味いい描写で少年犯罪事件のレポートでも文章力のある新聞記者が書くと多少叙情的というか感傷的になるなあと感心していたが、作家ということであった。なるほどやっぱり文章力があるのねと思った次第。

少年が殺人に至るまでの心象風景の移ろいを段階を追って細かに描いていて、少年Aについて知る、という読書の目的と著者の少年Aに対する思いや、共感や同情の念を感じて読むのが面白い作品。ただ個人的には佳作かなあ。ざっと読み通して、それほどは印象に残らなかった。。。

「少年A」14歳の肖像
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定期健康診断 @ Paolo Memorial Hospital 2013年08月14日

またまた定期の健康診断の時期がやってきたので一番ベーシックな健康診断を受けて来ました。去年の暮にPaolo Memorial Hospital、今年の3月にBangkok Christian Hospitalで受けてたので、今回はまたPaoloで。ここでは約9ヶ月ぶりの診断かな。やっぱり診断結果の送付は診断後1ヶ月もかかった。病院のスタッフは2週間っていつも言うんだけどね。。。

Health Checkup @ Bangkok Christian Hospital 2011年08月10日
Paolo Memorial Hospitalにて健康診断 2012年10月03日
健康診断の結果が来た 2012年11月12日
Health Checkup @ Bangkok Christian Hospital 2013年03月12日
↑ 関連リンク。過去の僕の健康診断結果や英語の診断結果を見るための基本語彙など。

001
↑ 名前と生活習慣など基本情報。

002
↑ 身長、体重などと遺伝情報、それから血液検査結果。

003
↑ 肝機能チェック、検尿など。

004
↑ X-ray、レントゲン検査。

005
↑ 総評など。

総評に去年の10月の際の(ちょうどダイエット始める前の直前)健康診断結果が比較として載っている。体重は73.3kgから58.0kgへ15kg減、上の血圧が下がり、心拍数も去年より下がっている。血圧、心拍はこのへんはランニングで心肺を鍛えている成果か?

白血球(WBS)はやっぱり低いものの、これは生活週間などでどうにもしようがない。中性脂肪(TRI)は劇的に減少している。揚げ物や脂っこいファーストフードの摂取量が激減してるから当然か。今回はほんとに生活習慣でどうにもならない白血球以外の項目はすべて正常値範囲内で数値が出ていてほぼダイエット、肉体改造としてはパーフェクトな結果が出ております。素晴らしいねえ。今後はこれを維持、ということでランニングがんばります。