ガパオフレーバーのベジタリアンソーセージ 2013年06月13日

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久しぶりに晩飯にベジタリアン用ソーセージを焼いて食いました。会社の同僚に教えてもらったタイで普通に売ってるベジタリアン食材の中で多分一番うまいプロダクトであろう、

ไส้กรอกกระเพราสปาฟู้ดส์ Veggie Spa Foods Holy Basil

であります。ベジタリアン用なので当然ながらお肉は使えず大豆プロテインを練り練りしてソーセージっぽく作ってある。さらにこれはHoly Basil、กระเพราと書いてある通り、ガパオが入ってスパイシーに作ってあるので中々おいしい。

お値段は結構高くて、スーパーのTopsでは1パック95THBもしていた。ネットで見てみても80THBぐらい。まあお高いですな。でもこのソーセージは他のベジタリアン用のフェイクミート食品よりかはスパイシーに味付けがしてあって大豆の豆臭さや味気のない練り物臭さがだいぶ抑えられている。

ただ、今書きながら冷静に考えてみると、95THBも出すなら普通の人間は肉のソーセージ買うわな。ホントに肉を食えないベジタリアンか、僕みたいにただ単純に食べたことないものを一度食ってみたい、という人しか買わないか。。。

んで、タイの食品はまだまだカロリー表示が行き渡ってないのでこの商品もカロリー表示がない。こういう食品を購入する人はカロリーとか結構気にする人が多いと思うんだけど。。。というわけで自分で計算してみます。

ソーセージのパッケージから、総重量が250gということなので、そのうちの60%が水分量だと仮定します。(ちなみに日本では水分量55%以下はドライソーセージに分類されるらしい)

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んで、パッケージの情報をいろいろ見ながらまとめていくと、、

250*(100-60)/100 = 100g

Soy Protein (โปรตีนถัวเหลือง) 60% = 60g*4kcal/g = 240kcal
Carbonhydrate (แป้งมัน) 18% = 18g*4kcal/g = 72kcal
Spices (เครื่องเทศ) 10% = 10g*4kcal/g = 40kcal
Oil (น้ำมันถัวเหลือง) 8% = 8g*9kcal/g = 72kcal
Basil (ไบกระเพรา) 4% = 4g*4kcal/g = 16kcal

Total 440kcal/1pack

という感じでしょうか。ソーセージ1本あたり110kcalとざっくり考えておけばダイエット中でも食えます。日本にいると中々ベジタリアン専門店やダイエットフードの棚ぐらいでしかこういうベジタリアン用の食材って見ないかもしれないので、タイの場合どこのスーパーでも結構売っているこういうベジタリアン用食材を試してみるのも面白いと思います。

ต้มจับฉ่าย トムチャプチャーイ 2013年01月28日

ต้มจับฉ่าย
“ต้มจับฉ่าย” pic by isriya

タイに来た当時からぶっかけ飯屋(作り置きのおかずをバットにいっぱい並べてて、欲しいものを指差すと皿に盛ったご飯の上に乗っけてくれるスタイルの飯屋)でちょくちょく見かけて食べていた菜っ葉の煮た奴。全然辛くないのでたまに辛いのに疲れた時にこんなのを飯の上にぶっかけて食っていたが名前が全くわからなかった。

実に地味な料理なので今の今まで気に止めることもほとんどなかったけど、この前行った近くの注文屋台(こちらはお客さんが来て注文を受けてから料理を作るパターンの飯屋。当然こちらのほうが熱々の料理が出てくるけど、昼飯時などは待つのがめんどくさくて避けたりする。タイ飯は動物性の油脂をほとんど使わないので冷めてもうまいものがほとんど)の軒先でこれが煮てあったので思い出して

「これ、何て言うの?」
「チャプチャーイ、トムチャプチャーイだよ」

とのことでタイに来て6年来、初めて料理の名前が解った。ちゃんと「チャプチャーイ」でググったらそれなりに日本語の記事が出てくるんだが、料理の名前が分かるまでは全くこの名前にウェブなどで遭遇することはなかった。地味な料理で日本人にもあまり記憶されない料理なんだろう。知り合いの日本人からもこの料理名を今まで全く聞いたことがないと思う。

味はちょっと中華系っぽい感じで、微かに中華スパイスの香りがする。カイパローとかの、あの八角の香りが薄っすらするので中華料理が源流なのだと思ってた。のではありますが、

この動画を見てみるとスパイスらしきものは何も入れていない。。。あらら自分の鼻は多少自信があったつもりだけどがっつり外れるとは。微かにしたスパイス臭はカナー(ケール)から来るものなのかな?野菜がメインのメニューではありますが、豚の三枚肉やオイスターソースなども入って全然ベジタリアン料理じゃない。肉をフェイクミートに変えてオイスターソース抜いて代わりに椎茸で味にコク出してやれば若干淡白になりそうだけど完全ベジチャプチャーイも作れるんじゃないかな。また家で一度作ってみるか。。

Chennai Kitchen再び 2013年01月20日

Menu Board @ Chennai Kitchen

日曜日のお昼にウェブで2,3店ベジタリアンのお店をチェックしておいて飯食いに出たが行くところ行くところすべて休み。日曜日のお昼はダメですなー。というわけでどこか他のところ、というので考えてすぐ出てくるのはココ。以前も書いたChennai Kitchen。朴訥実直な親父さんがやってる南インドスタイルのベジレストラン。僕の大好きなパン通りにあります。


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営業時間は無休、10:00-15:00, 18:00-21:30 Last Order ~21:00

一番上は店内に掛かっている写真メニュー。以外と米メニューが少ない。最近はダイエットで食事制限しているのでちょっとターリーは食えないので前回のカルカッタ旅行で食べてとてもうまかったイドリーを注文。

Iddly @ Chennai Kitchen
↑ イドリー。量が少ないが減量中にはこのほうが嬉しい。

Masara Tea @ Chennai Kitchen
↑ マサラティー。ノンシュガーなので自分の好みに砂糖を入れる。

イドリーとは米の粉を蒸して作ったライス・パンケーキみたいなもの。甘さはなく、ふんわりと米の香りと多少の酸味がある。これが柔らかい味で胃に負担もかからず、カルカッタのホテルの朝食で食べたのがとてもうまかった。そしてやっぱりChennai Kitchenのもうまかった。アテのこれはチャツネなんかな?これがまたほどよく辛く、サンバルも豆のホコホコした味とスパイスの辛さがちょうどいい。しかし、これぐらいの量の食事ならダイエット中にインド料理ってのもありですな。北インドの料理の特徴なんかな?あの油っこいのはさすがにちょっと食事制限してる時にはきつい。Wikiのサンバルの解説ページを見ても料理がとてもシンプル。かと思えば、下の動画では馬鹿みたいに米を盛ってる。。。

てか、米飯だと量が多いのかな。。。ちょっとまた通ってドーサなんかにもトライしたいですな。イドリー60THB + マサラティー40THBの合計100THBのお食事でした。

สุธัญทิพย์​ Sutanthip Vegetarian Restaurant 2013年01月19日

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昨日に引き続きまたバンコクのベジタリアンレストランに行って参りました。今日は会社の同僚に教えてもらった川向う、ジャルンナコンのソイ36のパクソイ(ソイの入り口)にあるสุธัญทิพย์​ Sutanthip Vegetarian Restaurantであります。


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※ 2013/01/20 updated! 営業時間は 無休09:30-21:30 とのこと。

ここはOrange Cafeみたいなちょっとコジャレた感を出したお店ではなく、地場系、地に足付き系で周辺のインド人やムスリム系の人、さらには年寄りの中国系の人でいっぱい。お値段もOrange Cafeと変わらんぐらいのお手頃感であります。

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↑ 揚げ物。これ全部肉を使っていない。

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↑ お魚やお肉系の料理を模して。

いろんなメニューを試してみたくなるのをぐっとこらえて1、2品で我慢。

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↑ パットパクルワム(タイ式野菜炒め)とご飯。ご飯は赤米入り。

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↑ 魚のフライのチリソース掛け(当然魚肉はフェイク)。

さすがに菜食と謳ってるだけあってパットパクの味付けもオイスターソースとナンプラーの香りはしない。大体タイの炒めもののベースの味はオイスターソースで、普通のメシ屋でパットパクを頼んでも厳密な意味では菜食にはならない。なぜならオイスターは牡蠣、ナンプラーは魚をベースに作られるから。だから菜食のお店では調味料にオイスターソースを使わず、ナンプラーも使わない。多分この店は椎茸のだしでオイスターソース代用、シーイウカーオ(タイの醤油。大豆から作られる)でナンプラー代用してるんだと思う。

魚のフライのフェイクミートは何かの芋を柔らかくまとめて魚の形に整形してある。白身の魚のふわっと柔らかいところを再現してるんだろう。食った感じまあ芋かな、と分かるんだけどこれはこれで全然癖がなく美味しい。上にかかってるチリソースも甘辛でおいしい。

んで、昨日行ったOrange Cafeと比べて、同じぐらい味はしっかりしてるんだけど塩気がキツくなくてソフトに作ってある。実に胃に優しく気持ちいい味であります。料理出てくるまでも早かったもんね、3-5分ぐらいで全部出てきた。素晴らしい。店員の対応も可もなく不可も無くレベルでこれはリピート確定。また来ます。

バンコク市内、ベジ飯屋まだまだあるからこれから楽しみだ。

Orange Cafe soi Yommarat 2013年01月18日

Android端末でベジタリアンフードのレストランを紹介するアプリがないものかと思ってたらやっぱりちゃんとあった。Happy Cowというアプリでこれはベジタリアンのコミュニティサイトのスマートフォンアプリ(iOS版のアプリもありました)。

それを見ていて見つけたシーロム/サラデーン界隈のベジレストラン。お値段もそこそこで職場近くなので昼飯ちょいと行ってみた。場所はサラデーンをシーロムからサトーン方面に歩いて行って中程、左側にお昼間近くのオフィスで働くお姉ちゃんたちがいっぱいの市場みたいな感じのフードコートがある。その手前のソイ、ヨンマラートというソイを左に入ってしばらく歩くと2つめの右に入る横道のところにこんな小さな看板がある。

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“เจ”の張り紙。タイではベジレストランの目印。右に折れて少し進むとまたこんな看板。

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わかりやすい。そしてOrange Cageの入り口。

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静かで人気がなく、さらに入り口扉のガラスに濃いスモークが貼られているので全く中が伺い知れない。写真だとその雰囲気が伝わりにくいが、「営業してるのか?」ってな雰囲気である。しかし目を凝らしてみてみると扉の中でなんやらファラン(白人)の姿がおぼろげに見えたので扉を開けると「サワディーカー」と元気に挨拶、営業中。しかし客はさっき見えたファランのおばちゃん一人と我々の2組のみ。11:40ぐらいのもろ昼飯時なのに閑散としている。「まあベジレストランってタイ人にはあまり人気無いからなあ」と思い直して飯を注文。

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↑ メニューでーす。

どのメニューも一皿100THB以下でリーズナブル。てかベジであれどタイ飯ならこれで当然って感覚かな??とりあえず僕はラープムー(豚の辛いソース、タイハーブ和え。当然フェイクミートです。)とライス、同僚はクイティアオムーデーン(焼き豚のライスヌードル。こちらも当然フェイクミート使用)を注文。

さあて、どんなのが出てきますかねーなんてのんきに待ってたんだが、これがまた中々料理が出てこない。大体こういうベジレストランってスローライフ系ののんびりな姉ちゃんや兄ちゃんがやってることも多々ありで割りとのんびりしてる店が多い。しかーしここは出てくるまで長かったなあ。一番最後に出てきた料理は実に30分ぐらいかかってた。。。

しかし、出てきたものは中々素晴らしかった。

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↑ ラープムー

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↑ クイティアオムーデーン

この、フェイクミートで作ったムーデーン凄くないかい?食うのがもったいないぐらい良く出来てる。まるで精密なジオラマを見てるかのような感覚でこの料理の再現力を堪能。こういうベジ料理って肉料理を模したものは肉を使わずどこまで肉っぽくさせるかの想像力と創意工夫の世界なんで食う前から見て楽しいんであります。お味のほうはベジと言えど味がしっかりしていて確かに本物の肉料理ほどの味の濃さはないものの、結構ちゃんと満足できる味。同僚もうまいうまいと言いながら食っていた。残念なのは量が少ないことかな。ただまあそれも食い過ぎなくてよい、という見方もあるだろうから人それぞれでしょうな。というわけでココはまた来ます。料理が出てくるまで気長に待たなくてはならないけど味は十分満足なので。

※ 2013/01/19 追記。 ちなみに営業時間が月曜日から金曜日の11:30 – 15:00までらしいです。

ちなみに関係ないですが、このへん、ハードゲイ的なマッチョスタイルなゲイが結構ウロウロしてます。。。


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Orange Cafe website