田舎のホテルのGrand Suiteルーム 2016年12月19日

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↑ ホテルの併設レストランでは夜、客がほとんど居ない中でも地元のブルースマンがモーラムをとつとつと歌う。。。

1泊300THBの宿

先週彼女の姪っ子の大学の卒業式があるのでイサーンのマハサラカムという県まで出かけてきました。

飛行機でバンコクからコンケンまで。コンケンの空港でレンタカー借りて1時間ちょいでマハサラカムの市街地に到着。タイの公立の大学の卒業式はタイ王室の王族が大学まで訪問されて卒業生ひとりひとりに卒業証書を手渡すというスタイルになっており、タイ人としての人生の最高の瞬間とされている。なので卒業式の前後は卒業生本人はもとよりその家族が退去としておしかけ、こんな田舎街でもホテルはほぼ埋まり、街中も至るところで渋滞する。

ずっとホテルの予約をできずにおり、直前に予約しようとしたら1泊300THBという格安の宿を確保できたのはいいが、予想通りの宿であった。。

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まるで中華街の旅社。当然のごとく、クーラーも温水シャワーもない。トイレ流したら水が止まらない。部屋は広くていいが、置いてあるダブルベッドも虫が棲息してそうな雰囲気であります。一応、ホントに宿がない場合に備えてここは300THBを払って確保しておき、他の宿探しに出る。

が、やはりどこもいっぱいらしい。いろいろ飛び込みで訪ねてみたり、姪っ子に電話かけていろいろ聞いたりしたが、どこも満室、満室。。。最後にマハサラカム一番の高級ホテルというTaksila HotelというところのGrand Suiteが空いているという。一泊3,000THB。マハサラカム旅社(さっきの古ホテルに勝手に名前を付けた)の10日分。

まあ、高いと言っても田舎のホテル、Grand Suiteで3,000THBなら安いじゃないか、たまにはGrand Suiteというような部屋にでも泊まってみようよ、ということになり、電話で問い合わせて予約完了。この段階でまだ部屋を見ていない。

そして1泊3,000THBのホテル

Taksila Hotelに到着。受付からして古臭い田舎のホテルである。早速チェックインして最上階のGrand Suiteの部屋に入る。ちょっと不思議な感覚の部屋でぼけーっとしてしまう。

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↑ 壁はアミダ模様で鏡がはめ込んである。。。ラブホか??そのくせちゃんとワークデスクがあったり不思議なデザイン。

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↑ リビング。部屋は広い。

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↑ ベッドルーム。キングサイズダブルベッド。

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↑ トイレも広い。

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↑ なぜかトイレ/シャワールームに電気ポットが。

実に微妙な空間で落ち着かない部屋でした。じゃあ、WiFiつなぐか、とスマホをホテルのWiFiにつなぐが、なんか遅い。。。測定してみるとなんと下り0.35Mbps、上り2.71Mbps。下りもうちょっとなんとかしてほしいなあ。一泊3,000THBのGrand Suiteなんだから。。

実は次の日に一泊1,100THBのSuperiorの部屋に移ったんですが、そこでは上り下り3Mbpsぐらい出ていて割りかし普通にネット出来たのでGrand Suite、なんだかなあという感じです。。。

タイの大学の卒業式に行くという人もそれほど多くないと思いますが卒業式前後はやっぱりその街は混むので早め早めにホテルは予約しておくに限りますな。でないとこういう高いか安いかの極端な部屋しか空いてないことになります。

โรงแรมตักสิลา มหาสารคาม Taksila Hotel Mahasarakham โรงแรมระดับ4ดาว บริการห้องพัก จัดเลี้ยง ประชุม สัมมนา ห้องอาหาร คาราโอเกะ สระว่ายน้ำ ฟิสเนส สปา อันดับ1ในมหาสารคาม

大学入学試験。。もう20年前。。 2015年09月18日

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実家の自分の部屋は主がいないうちにものがどんどん整理され綺麗になっていく。不要なものはどんどん廃棄されていっている。今回戻ってきたらこんなものが置いてあった。大学入学当時の学生証。証明写真が上半身裸で写っているので多分大学生3回生の時のだろう。

大学入学時が1995年。大学入試前に阪神大震災が起こり、いろいろ世間がバタバタしているときに入試、そして入学した直後にオウムの地下鉄サリン事件が起きたことはよく覚えている。高校卒業は1994年でいくつも入試を受けたがひとつも受からず浪人生時代に突入。その後に迎えた1995年の入試は反して入れ食い状態。全部の試験で受かった。

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↑ 立命の産業社会学部の合格通知。未だに産業社会学部って何を勉強するところなのかわからない。

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↑ 実は大阪芸大の放送学科も受かってました。中島らもの後輩になるところでした。

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↑ 関西大学の社会学部、マス・コミュニケーション学のほうも受かっていた。

当時は多分、マスコミに興味があったんでしょう。こういう系統ばかり受けていた。そして結局はあまり明確な理由もなく立命を選んで進学。遊びに遊びほうけて5回生まで進級し、ゼミを3日で辞退して最後まで産業社会学部が何を勉強するところなのかもよくわからないまま、卒論を書くこともなく卒業。

遊び呆けていた時に手にしたパソコンとインターネットで興味の赴くがまま仕事にしたら結構いい選択をしていたようでなんとか今まで食いつないで来れています。もう入学から20年、社会人始めてから15年が経っているんですなー。ぼやぼやしてるうちに年だけとっていくよ。。。

二十歳の原点 – 高野悦子 2013年09月16日

以前から読んで見たかった二十歳の原点、1960年代後半の学生運動が盛んな時期に自分の母校立命館大学の学生であった女の子のいろいろな思いを綴った日記形式の物語。最後にこの子は貨物列車に投身自殺を遂げてしまう。

当然の事ながら、この当時の立命になんて自分は通ってるわけはないんだが実は自分の父親も立命出身でこの高野悦子さんが通っていた時代と多分かぶっている。なのでうちの親父に何度となく聞かされた当時の立命での学生運動の様子や70年代の京都の大学生の風俗に興味を惹かれて読み始めた。

が、やっぱり大学生って言ったって純粋無垢でモノの考え方がピュアですな。今の自分からしたら「そんなもの考えている暇がねえや」ってバッサリ切り捨ててしまいそうな自分の中にほのかに小さくうごめく思いを何度も何度もかみしめてこの人は悩む。とにかく悩む。

その真剣がゆえに逃げ場をなくした迷いにこっちも心苦しく、高校生や大学生の頃って確かにこういう気持ちを少なからず持っていたということを思い出すのであります。

30後半になったおっさんになったからこそ、「こういうことで悩まない方がいいんだよ」とさらっと言うけど、そう言うまでにある程度悩まないと答えが出ない、その途上でパンクしてしまう人もいる。そう考えながら、また「真夜中のカーボーイ」を見ている時のような「昔のともだち」にあった感がムクムクと。

だんだんとこっちも文章にはまり込んで行く感覚を覚えてきて、「あああ、重いなあ」と読みながらため息をついていた。最後どう〆るのか、気分的にかなり尾を引きそうな予感もして戦々恐々としながら読み進めたが、思ったよりは残らない幕切れ。ただ、近いうちうちに他の日記も読んでしまうだろうな、こりゃ。

ちょっとうちの親父に買ってあげてどんな反応を示すか見てみたい気もする。心情的にシンクロせずとも当時の京都で生きた世代の人ならば、荒神口のジャズ喫茶「しあんくれーる」など時間の経過に埋もれた懐かしい名前を聞いて忘れかけてた時代が頭のなかをかけめぐるかもしれない。

あと、自分は読み進めながら広小路がどうとか、寺町と西門がどうとか、地理的に??と思うような記述が多かったがよくよく考えると僕の通った衣笠キャンパスではなくて、広小路キャンパスの話だったんですな。途中まで全く気づかなかった。しかし、この「二十歳の原点」、映画版もあるらしい。が、まったくDVD化などされておらず入手不可の模様。見てみたいのう。サントラは四人囃子がやってるというから余計に興味が惹かれるが。。。

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さあ、ちょっと重かったので次はちょっとドライなアメリカのビジネス本でもよむかな。。

じっくり帰省。 2013年09月02日

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↑ 交野市の一面田んぼ風景。8月の終わりだったから稲穂が育ってきててまだ青々としてて実に爽快な色合い。

今回の一時帰国はまるまる一週間のお休みをもらって大阪の実家だけに滞在するというだいぶ緩い一時帰国でした。というのも去年うちの親が体を悪くしてたので、これを機会に一年に一回はちゃんと実家に家族の顔を見に帰るようにしようと思っていた。今年はその二回目。そして今のタイ人の彼女を連れて行くか?東京へは行くのか?などといろいろ検討していたがやはり彼女を連れて行くと「せっかくだから」ということでやっぱり観光に行くことになるし、東京へ行くのも新幹線代(もしくは飛行機代)、ホテル滞在費が2人分になるし、それなりにお金がかかってくる。んで、結局のところ今回は一人で帰ることにし、東京にも行かないことに決めた。微妙に「一時帰国で東京行ってドカーン!とみんなと馬鹿騒ぎ」みたいな感じでなくなり、現在続けている禁酒も相まって今回は大阪で家族と一緒にゆっくり過ごそうという考えに至った。

とはいいつつ、facebookなんかで一時帰国します、などと言っているといろいろ「メシに行こう」などとオファーが来るので大阪に在住の昔なつかしの友人などに数多く会えた。

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実にシンプルかつ、落ち着いた和食の晩飯。今は両親はこんな食事を続けているらしい。ダイエット、禁酒を行っている自分にもバッチリハマる。ああ、日本食。こういうホントにシンプルな味がいい。久しぶりに日本食に感動。もう今は松屋や吉野家は胃にもたれるので行かない。今回ジャンクフードはマクドの「ダブルクォーターパウンダー」とびっくりドンキーぐらいだったと思う。それ以外はコンビニでもカップラーメンやお菓子の類はまったく買っていない。。。

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思い出いっぱい香里園駅。ここ以外にもランニングやコンビニに水買いに行ったりする際に、家の近所の懐かしいところ、変わってしまったところなどを眺めながら「ああ、小学校の時走り回ってた場所がこんななってるのか。。。もう30年ぐらい経つんやなあ」とボケーっと考えたり。

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コストコ行ったり。はたまたfacebookで再度つながった中学校の時の友達とファミレスでドリンクバー頼んで、あいつはどうしただの、あの時の同級生の下の名前が思い出せないのでfacebookで検索かけれないなどとグダグダ話したり、最後の一日は時間は短いものの大学時代のホーム、京都の河原町、四条界隈をブラブラ出来た。ホントは大学のある衣笠まで行きたかったけど時間なくて京阪電車の周りの河原町を歩いた。

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べろべろになって歩いた高瀬川沿い、懐かしの喫茶ソワレ、下鴨あたりののんびりした風景。京都って車も人も少ないなあ。ゆるーく時間が流れている。大学生も多いし。てか血気盛んな若者がこんな緩い街に居てていいんだろうか?生気が削がれそうな気もするが。。。

でもよかった。非常に懐かしかった。

というわけで、今回は東京の知り合いの方には申し訳ございませんでしたが、関西にてじっくりと自分 Back to Roots して、ぼーんやり Down to Earth な感じで落ち着きつつもいろいろ頭の中では考えが交錯する帰省でした。忙しく動きまわって友人と飲んでばかりの帰省もいいけど、こうやって落ち着いた帰省もたまにゃいいもんですな。

ドラゴン桜 ログの重要性 2013年05月05日

東京大学
“東京大学” photo by james_bond_mi6_jp

最近、受験漫画ドラゴン桜をゴリゴリ読んでおります。いろいろと大学受験前の事を思い出して懐かしい気分で一杯ですが、その15巻に面白いことが書いてあった。

「手帳に学習記録を付けて学習量を目で確認する」ということ。

受験は常に不安との闘い>なぜ不安になるか>勉強してもその成果を量として確認できないからだ

これこそログの重要性をちゃんと語ってくれてますなあ。この辺て受験だけじゃなくて継続が必要な勉強や人間のソフトウェア部分の強化作業に関して全般的に有効なやり方で、こういうふうに過去の履歴を残しておくことで過去の努力の履歴を見て、成果が思わしくない時にモチベーション上げたり、作業量と結果の解析もできるようになるのでどんな人でも基本的にはやったほうがいいはず。

僕も去年の暮れからずーっと「食いもの、体重、運動、お金」のログを取るようにしてる。このデータのおかげで感情的なものに惑わされず具体的なデータを元に次にどうする、を考えることができる。

後はこれを日々どうやってできるだけ手間をかけずにログ取得していくかですな。基本的には今の御時世、スマートフォンを使わない手はないのでいろんなアプリを駆使してやっていくのが良い。

そしてさらにドラゴン桜で書かれているお話で、

「生活リズムの制御>体内時計のコントロール>自律神経、体調をベストに持っていく管理」

この方法として

「起床時間を一定にする」
「起きた直後に朝の光りを浴びる」

の2つ。そう考えると「起床時間を一定にする」ために睡眠のログを取ることのできるJawbone UPは十分有効に使っていけそうな気がする。まあでももうちょっと、1ヶ月ぐらいはログ取らないと具体的にはわからないかもしれないけど。。

しかし、いろいろ考えてみると、自分の頭脳労働の最もパフォーマンスが良かった時期ってのは高校生の頃、大学受験のために勉強してた頃かもしれない。あれ以降、あんなに大量に知識を記憶したり、論理的に物を考えるという作業をあの密度でやったことがないような気がする。

今もちょっとタイ語の勉強にと、スマートフォンのフラッシュカードで単語暗記をしてるけど、実際にやってみると意外と覚えられるもので、年取っても意外と脳の再活性化自体は受験の時と同じように勉強という訓練をすることでパフォーマンスをあの頃のレベルまで上げれるんじゃないかと思ってたりします。。