『ジャパネットたかた』v.s.『アマゾン』 2013年03月14日


↑ 社長もしばらく見ないうちに老けたなあ。。

下記の記事を読んでああ、なるほどと。

『ジャパネットたかた』は『アマゾン』がある時代になぜ売れるのか? – ガジェット通信

個人的には年寄りにはパソコンよりも設定項目などが少ないiPadのほうが扱いやすいと思うんだけど、ジャパネットたかたでパソコンが推されてたらやっぱパソコンなんでしょうな。高齢者が扱いなれないインターネットでクレジットカード使って商品購入するより、テレビでたかた社長見て電話で注文。今の高齢者は金を持っている人多いし、体も自由が聞かなくなってきているところだろうから、効率化なんてものよりもその人の常識内で簡単に扱えて気軽に利用できるサービスがいいんだろうね。若い人間にしたらネットを使ったサービスが増えて効率化効率化でコストもどんどん下がって「いい世の中になったなあ」と思うだろうけど(ま、あくまで消費者としての立場ですけど)、高齢者は逆に自分のついていけない技術化の向こうの世界がどんどん広がって過ごしにくい世の中になっているのかもしれない。そう考えるとジャパネットたかたは高齢者の心のオアシスなんだろう。上記の動画の例を見てみるとパソコンがえらい安いので(これなら自分もちょっと買いたいなとか思うぐらいに)びっくりしたが、どんどん価格的には割高でも手厚いサービスにお金を使っていただきたい。

若いもんは頭と体とインターネットなどの新しい技術使って自分の生活を効率化しつつ、高齢者からこぼれてくるお金を分配しながら生きていく社会構造になって来るんでしょう。

新しい技術でインターネットのサービスを立ち上げてもそもそもネットの先鋭的なサービスを使う若いやつなんてのはある程度ネットを使った生活のコスト削減ってのをよくわかっているので、中々簡単にお金を払ってくれないし、その点年寄り向けのサービスってのはバタ臭い人間関係がその中心にあってテクノロジなんかとは縁のかけらもないが、信頼関係が成り立つとそれなりに継続的にお金を払ってくれる。若い人間が高齢者の肉体的に限界が来ている部分を補佐してサービスを提供出来れば、個人でやったとしても人間一人が食っていくぶんに関してはすぐにお金はついてきそうな気がしますね。。。

てかそれはもう日本では当たり前の空気感なのかもしれないけど。僕は日本の外に居てるから実感として日常的に感じてないだけかもしれない。去年の7月に実家に戻った時に実家の周りを原付でブラブラ走ったりしてたけど本当にデイケアのバンと老人ホームが増えたなあと実感。大阪と言えど寝屋川みたいな郊外のベッドタウンだと駅前以外には何もなく多くの老人ホームとデイケアカー、シャッターの閉まった商店街、綺麗に整備された道路、公共施設というアンバランスな風景に一抹の不安を覚えてたことを思い出しました。

仕事の過去メール全部をiPadで閲覧 2013年02月21日

iPad 2 group test setup

先のスモールビジネス仕事術を読んでいて、ふと気づいたメールの使い方。

今の手持ちのスマホ、タブレットで仕事のメールが見れるからと言って過去の仕事のメールが全部見れるわけではないのでやっぱりちゃんと過去のやり取りもさかのぼって確認して仕事をするのであればノートPCが居るなと最近まで考えていたら、今のGmailが無料で提供してるメールの容量ってのはもう10GBになっているんですな。普通に考えてコンシューマー向けの無料のサービスが一般の企業が社員に対して提供しているメールのアカウントのものよりも大容量なサービスを提供している。しかもこれが使い勝手が良いんだから素晴らしい。

だからよく考えると、普通に仕事してる人ならGmailの10GBで今までの仕事のメールの全部入ってしまうんじゃないかと思う。よほどでかいサイズの添付ファイルのやり取りが頻繁、なんて人でなければ十分に5,6年分ぐらいのメールが入ってしまうでしょう。

GmailでIMAPを有効にして、自分の使っているメールソフトでそのGmailのIMAPアカウントを設定し、今までのメールを全Gmailのアカウントにドラッグしてしまえばすぐに過去のメールは移行出来てしまう。そして後はスマホ/タブレットアクセスなどのためにPOP3が開かれている会社であれば、同じGmailアカウントでPOPメールも取得する設定をしておくと新しいメールもガンガン入ってくる。

嬉しいのはスマホやタブレットでアクセスする際にどんな貧弱なマシンでもローカルのストレージ容量を気にせず過去メール全部に対して検索したり、ラベルごとに一覧表示したり、仕事の過去メールにGoogleの検索アルゴリズムを使えるようになること(しかも検索のオーバーヘッドはGmailのサーバー側!)。これでどこに外出してても、PCを持っていなくても必要な仕事のメールにはいつでもアクセスできるようになる。それが幸せなことなのか不幸せなことなのかはちょっとおいといて、とにかくノートPCの役割が減ってきているのです。ま、よくよく考えれば容量の話は別としてずっと前からやろうと思えば出来てた話なんだけどね。

ただし、スマホ/タブレットアクセス用の外部向けPOP3サービスにGmailからアクセスさせてメールを取得するという方法はほとんどの大きな会社では禁止されている事項じゃないかと思う。ほとんどの会社でメールボックスのメールを外部に許可なく転送することは禁止されていると思うが、やってることはそれとほぼ実質変わらないことなので気をつけなければいけない。先の読後文で載せたスモールビジネスの仕事術のように数人で回してるような小規模ビジネスならなんとでも融通が聞くだろうけど、大手の会社はめんどくさいことばかりなのでうっかりこんな設定したまま放っておいて、後で見つかって処罰なんてことも可能性は大です。

でもスマホやタブレットだけで仕事のメール全部にいつでもアクセスできる利便性は中々素晴らしいものだと思われます。。。

「インドの今を知る!」 2012年09月03日

今年8月に初めてインド上陸を果たした訳ですが、帰りの空港までの道で新市街の景観を見て今のインドも面白そうだと思ってタイに戻ってからいろいろとインドの情報を探していた中で見つけたメルマガ、「インドの今を知る!」

毎日配信のメルマガでいつもだいたい日本時間でいうと10時頃に届いている。インドの今の経済や政治の動向、インドのインフラなんかのお話がちょうど手頃な長さで毎日届く。何気にこれを毎日読むのが結構楽しみであります。

 【 今日のポイント 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

       インドの労働法は時代遅れで柔軟性に欠けている。

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  アイジェイシーの土肥です。インド・ビジネスをお考えの方、インド
 に興味をお持ちのみなさまのために、インドで現在起きている事を、独
 自の視点で、わかりやすくお伝えして行きます。

 【 今日の記事 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   焦点:印マルチ・スズキの工場暴動、低賃金労働力への依存に警鐘

            ロイター         2012/8/7
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  スズキのインド子会社マルチ・スズキのマネサール工場(北部ハリアナ州)
 で7月18日に労働者が起こした暴動は、低賃金労働力に依存する製造業に警
 鐘を鳴らしている。

   (後略)

 【 今日のキモ 】 ━━━━━━━━

 ■この暴動は、インドの経済界を揺るがし、低賃金労働力が製造業を支え、
  外資を呼び込んでいる同国の労働法が時代遅れで柔軟性に欠けていること
  を浮き彫りにしました。

 ■現代自動車やホンダなどインド国外の自動車メーカーも、ここ数年インド
  工場での労働争議に直面しており、業界団体は柔軟性に欠く法律を見直す
  よう、政府にあらためて求めています。

 ■1920年代にさかのぼるものもあるインドの労働法の下では、大手企業
  は正規雇用者の解雇が困難なことから、大量の契約労働者採用を余儀なく
  されており、これが多くの労働組合との対立点となっています。

 ■マルチ・スズキの工場では長年、労働争議が起きており、生産ラインで働
  く労働者を代表する労働組合は、経営慣行により衝突は避けられないもの
  になっていると訴えています。

 ■マネサール工場の生産労働者の最高賃金は月2万5000ルピーで、この
  うち、1500人の契約労働者の賃金はこの半分以下です。

 ■前年度のマルチ・スズキの純売上高に占める従業員コストの比率はインド
  国内上位5社の中で最低の2.4%でした。

 ■労組は暴動が起きたとき、今後3年間に月1万5000ルピーの賃上げを
  求めて交渉を進めていました。

 ■29年前にインドで生産を始めたスズキの鈴木俊宏副社長は、スズキは従
  業員との意思の疎通を強化する必要があると指摘します。

 ■NTUIなどの労組は、マルチ・スズキが正規雇用者の賃金を大幅に下回
  る水準で契約労働者を使用していることを批判しています。

 ■一方、マルチ・スズキの広報担当は、契約労働者の利用は需要の季節変動
  を踏まえた標準的な慣行としています。

発行しているのはアイジェイシーという日系企業のインド進出などの際にサポート・コンサルを行う会社を起こしてられる土肥克彦さんという方。本当に文章量が手頃なので毎日かかさず読んでいる。短いセンテンスにインドの商習慣や問題などを挙げられてて、「へぇ、タイではこうなのに、インドの場合は、、」とタイ、日本などと比較して読んでいるととてもためになる。今はもう日本、米国、タイと3カ国の株に手を出しているので無理に買うことはないが、いつかインド企業の株を買うこともあるかもしれないし、そんなときに役に立つかな?と思ったり。あと、コルカタの旧市街を見たときには、「この国で働けるか???」と思ったもんだが、新市街のほうを見た後は「インドでも結構しっかりした収入の仕事もあるかもしれない」と思える。いつかの時にインド人と一緒に仕事することを考えたりしながら、毎日のこのメルマガを読んでおります。

インド・ビジネス・サポートの アイジェイシー

しかし、相変わらずインドの人口の規模感は毎度毎度びっくりさせられますな。2010年のインドの自殺者の数が約180,000人!すげえ!さすが日本と比べると桁どんと上がりますな。。。と思ったらよく見ると日本の場合2010年の自殺者数は約30,000人。日本は比率が多いな。

日本:人口 1億2千万:自殺者 約30,000人
インド:人口 12億人:自殺者 約180,000人

人口はインドのほうが10倍だが、自殺者数は6倍にしかなってないんですな。。。