iPhone4のSIMアンロック 2011年06月28日

GEVEY SIM and SIM Tray true SIM card on GEVEY SIM Tray

↑ こちらがSIMゲタとSIMゲタにSIMをセットした様子。

会社の同僚が人から譲り受けたiPhone4があるという。話を聞くとアメリカのAT&TのSIMロックがかかったもので元の持ち主がうっかりiOSのバージョンアップをしてしまい、Unlockできずにタイでは使えないから、ともらったものらしい。ホントに使えないのかどうかちょっと見てみたくて1,2日貸してもらった。さあ、Activation&Unlockが可能か?

とりあえず、その人が先週MBKで買ったSIM下駄(SIMトレイに挟み込む基盤。GEVEYというメーカーのもの。)も預かった。とりあえずこのiPhone4のiOSは4.3.3、Basebandは04.10.01となっている。つまり現在の最新版。これでもGEVEYのSIMゲタでアンロックができるという情報がネットを検索するといくつか見つかる。

最初、JailbreakしないiOSのまま手順を進めていたが、Unlock Guideで書いてある手順どおりに進まない。記事にはJailbreakをしろ書いてあったのでやはりJailbreakが居るのかと、自宅MacにPawnageToolを落とす。他にもJailbreakの手段はあるものの、iPhoneがRecoveryモードのまま動かない状態なので、Jailbreak済みのOSイメージを適用する方法を取った。PawnageToolでCustomeROMを作成する際に、Activationの項目をチェック。こうすることでOSイメージをインストールして再起動した後にiTunesに繋いでActivation、という一連の作業は必要ない。そして起動すると、見事Activationはスルーできていて、電話機能のないiPhone4、iPod touch状態まで持っていけた。

その後はGEVEYのUnlock手順に従い、SIMロック外しを行うがうまくいかず。何度もトライしているうちに、「あ、できた。。。」。

ということで若干ガイドと手順が異なりました。以下の手順でやると百発百中でSIMを正常に認識してくれます。


1. iPhone4の電源投入後、しばらく待つとSIM Unlockの画面が出てきて、AcceptとCancel(了解とキャンセル)のボタンが表示されるので、Acceptをクリック。


2. その後、しばらく待っていると電話の電波が1本だけ微弱に受信している状態になるので、112をコールする。電話のコールに相手がでなくてよい、相手の番号に電話をかけています、の状態で2,3秒待ってすぐにEndをクリック。


3. 間を空けずに、設定から機内モードに変更。しばらく待つとSIMが挿入されていませんというメッセージが出る。


4. その後再度機内モードを解除して通常の状態に。不正なSIMというメッセージが出るが、OKをクリックし、しばらく待つと、挿入したSIMカードのキャリア名が画面上に表示され、コールが可能な状態になる。


↑ 最終的にこのようにAT&T以外のキャリアでも正常にSIMを認識してくれます。

ちなみにこれはGEVEY+iPhone4でUnlockをしている場合は再起動を行うたびに必要な作業になります。慣れれば全然難しくない作業です。後、112という緊急の電話番号をコールする形でSIMのUnlock作業を行っているようで(この過程で詳しくどのような作業が裏で走っているのかはわかりません、悪しからず)、こちらがその国でなんらかの緊急の番号にホントにつながる場合、何回もこの作業を行っていると、いつかお咎めが来るかもしれません。ちなみにタイの場合112は死に番です。

とりあえずこの手順にてUnlock達成。持ち主の方はiPhone3Gからの乗り換えのようでiPhone4の脅威のマシンパフォーマンスに驚かれておりました。。。