虹色のトロツキー 2017年05月28日

安彦良和著の漫画。全然知らなかったが1990年〜1996年の作品のようです。日本一時帰国時に大学時代の友人と飲みながら先に書いた毛沢東の本のことを話していたら「ぜひこれも読んでみてください」と言われたもの。アマゾンのKindleでも買えます。全八巻。

お話は20世紀初頭の満州国での、満蒙漢韓日それぞれに混じり合い日、中、ロシアのスパイが暗躍する中の日蒙ハーフの青年のお話。以前に読んだ毛沢東本や木村政彦本で出てきた歴史上の実在の人物がいっぱい登場してきて延長線上に読んで非常に楽しめる。

いやー、戦乱の世の中、安定した統一政権がないってのは世の中こんなに大変なのかと読んでてため息が出ますな。一般市民生活のために安定政権ってのは大事ですなー。群雄割拠でどの勢力も拮抗してるなんて状態だとどこにつくのか、一回の判断が即命に関わるなんてことも多々でしょう。現状のシリア・イラクなんかもこんな状態なんじゃないかと思います。

物語はぐんぐん読み進めていけるものの、とうとつに八巻で終わる。まるで長期連載が途中で打ち切りになったかのごとく。。。主人公が本当に歴史上に実在した人物で忠実に描くとしたらそうなのかもしれないが、それにしてももう少し最後の締め方は演出してもよかったのではないかとも思う。

とはいえこの時代の人の人生はどれをとっても面白く読み物として飽きないですな。

虹色のトロツキー (1)
潮出版社/usio publishing (2015-07-31)

PiTaPa手に入れて大阪生活が非常に楽になりました 2017年05月27日

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去年の12月にほぼ10年ぶりぐらいに日本のクレジットカードが復活。海外所得の申請でもカード発行してくれた三井住友カードに感謝ですわ。一般的に審査が非常にゆるいと言われている楽天カードですら審査落ちした自分はなかなかカード作ることができずしんどい思いをしてました。

で、三井住友カードを手に入れたときに同時に送ってきてくれたのがこのクレジットカードに紐付いたPiTaPaカード。たぶん関東であればPasmoになるのかな?

基本的にクレジットカードに紐付いているので電車・バスの乗り降りや自宅周辺の京阪沿線のコンビニなどでの買い物もすべて事前チャージなしのポストペイで決済できるのでめちゃくちゃ楽。JRに乗るときは決済が別になるけどPiTaPaカード一枚でICOCAのカードも内包しているような形で、このICOCA分は事前チャージが必要なんだけれども最初の大阪私鉄改札通過時にICOCA分2,000円が自動的にクレジットカードからチャージされてその後残高1,000円を切るたびに私鉄改札を通る際に2,000円分が自動チャージされるようになっています。確か。

JRのプリペイチャージするのになんで私鉄改札通らないといけないのか?などと多少仕様にネジレみたいなものも感じますが今までほとんど日本では電子マネー系のカードを持っていなかった自分としては非常に便利でとても使い勝手が良いです。

タイで買ったiPhone7もスマホのリージョン設定を日本に変更したらとりあえずApple Payのクレジットカードも登録することが出来た。(登録する際に連絡先電話番号を050番号にしてたらSMS認証ができずに難儀した。ちょうどその日にmineoで090番号を取得した後だったので登録情報を090番号に切り替えてSMS認証通過)

ただし、やはり海外からの持ち込みSIMフリーiPhoneだからか、登録したApple Payの三井住友カードは店頭では使えないと表示された。そうすると日本でApple Payで買い物をするとなるとApple Watch Series 2を買い足せば電車・バスの乗り降りにもApple Watchを読み取り機にかざせば使える状態になると思うので次回の帰国時にはぜひApple Watch Series 2を買ってApple Pay + Mobile Suicaを試してみたい。

実際バス乗る時なんかに片手にiPhone、片手にカバン持ってる状況で財布からカード取り出すのも結構手間なところがあり、常時手首にはめてる時計がカード代わりになると考えればかなり利便性があると思う。

ただ、これが使えてそればっかになると、今度はせっかく作ったPiTaPaが活躍する場所がなくなり、それはそれでなんとなく悲しいのであります。

とはいえ次回はApple Watchですな。

Ableton Live 再び。 2017年05月26日

Ableton Live

Maika Loubteのライブ、アルバム聴いて久しぶりにしびれまして久しぶりにアナログシンセいいなあ!(これはいつもか?)、ひとり打ち込み電気音楽いいなあ!とこれまたしびれまして、久しぶりに以前のMacbook12インチから比べてかなり動作が軽くなったMacbook Pro 13インチに改めてAbleton Live 9 Suiteをインストール(だいぶ前に購入済み。ライセンスが非常に高かった。6万円ほどもした。)

Human Elements Podcastも去年ぐらいから欠かさず聴いていて、SynthpopプラスDrum n Bassもちょっと久しぶりに遊んでみたいなと思いつつ、今回は自分で適当にやるのではなくネットでDrum n Bassのリズムトラックのシーケンスパターンをいろいろ見ながら打ち込んでみたり。

Drum n Bass聴いたり、リズムマシーンで遊んでみたりして20年近くなりますが、初めてDrum n Bassの基本的なリズムパターンを打ち込んでみましたが、ややこしいように見えてDrum n Bassってこの基本形を覚えればどんな展開パターンもこれが応用できる感じですな。20年経ってこんなことに気づくというのがなんともな感じですが自分的には今世紀最大の大発見。といいつつももう自分が音楽作る才能なんてまったくないのは重々わかっているのでたぶん今の盛り上がりもたぶん2週間ぐらいしたら忘れてるんだろうなあと半分の自分は思って冷めております。

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↑ またAbleton Live 9 Suite、僕が買った時よりも高いような。。。為替?それとも値段あがった?

「マオ―誰も知らなかった毛沢東」上下巻をやっと完読 2017年05月25日

principals of China

中国人民7,000万人を死に追いやった独裁者というコピーをどこかで読んでちょっと興味を持って購入した本。とはいえこの本を購入したのは2013年の8月2日。ほぼ4年かかってやっと読み切った。

というのも、とにかく上下巻まとめて分量がすごいので読み始めては途中でストップし、また読み始めては途中でストップしの連続。しかもかなり詳細に毛沢東の個人史が刻まれてるのでしばらく読むのを止めるとどこまで読んだか、自分の頭の再ロードがなかなかできずかなり前の部分から読み直さないと流れが把握できないところも多々でした。

ただし、読み始めると内容の面白さはピカイチです。こんなに面白い本はない。なんせ中国の世界に誇れるリソースは人口で人民の命なんて使い捨て、戦争でも人海戦術、いくら死んでもどんどん兵隊を出すぞ!というような人なのでページめくるたびに我々の常識が一息でどかーんと吹き飛ばされる勢いです。

以下ネタバレになるのでこれから本を読むという人は見ないほうがいいかも(とはいいつついくつかの部分は巻頭の写真のページで構成上ネタバレしたりするのですが)。

中国共産党が発足したほぼ当初から参加して、遠隔地の共産党本部との通信に電話やインターネットがない時代に勝手に偽りの司令をちらつかせながら人の軍隊を乗っ取ったりすぐにめちゃくちゃやりだして、まったく本部の言うことを聞かない毛沢東も、地方軍閥、国民党、日本、西欧勢力がうごめく広大な中国で頭角を表すにはなりふり構わない権力欲が大事と同じく強権嗜好なスターリンのお墨付きを得て共産党幹部まで恐怖のどん底に突き落としながら中国統一に突き進み、共産党国家成立後も衰えない暴走ぶりですぐに朝鮮戦争を始め朝鮮の国土を荒野にしたり、普通に農作物の生産があるのに、ソ連からの軍事技術移管の支払いとして農作物を輸出するとして国民から食料を尋常じゃないぐらい取り上げて国内に大飢饉を発生させたり、長年毛沢東の右腕として活躍してきた周恩来を自分より早く死なせるために癌が発覚しても治療を妨害したり、とにもかくにも今の御時世にはありえない傍若無人ぶりが不可思議なカタルシスを感じます。

いやー、これも読みましたし山本直樹著の「レッド」(連合赤軍のあさま山荘事件に向かうまでの軌跡を描く漫画)も読みましたがガンガン昔の共産主義に対して持っていたイメージが崩れていきます。。。

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自宅近くに出来てたハードオフがちょっとしたカオスなリサイクルショップだった 2017年05月24日

秋葉原ハードオフなう、まだ買い取りだけだけど店内の展示品は見れる。 #akiba

去年大阪に一時帰国した際に出来てたのかは不明だけど今回一時帰国した際に近所の郊外型ショッピングモールに歩いて行ってみたら手間の目立たない場所にハードオフが出来ていた。いつも親父のスクーターを借りて来るときはサラッと通り過ぎてしまっていたがよく見たらハードオフなんて中古・リサイクルショップが出来ているので面白い文庫本でもあるかなと思って立ち寄ってみた。

が、ハードオフって名前からブックオフの親戚かと思って本もあるのかと思ってたら本は売ってなかった。しかし、古着からおもちゃの中古、ゲームソフトやゲーム機、ステレオコンポ、家電、楽器、パソコンに至るまでありとあらゆる中古品の山! さらには動作不良のジャンク品までどっさり販売している。ちょこっと立ち寄っただけだがまるまる2時間は見入ってしまった。

珍品の山!Twitterで見かけた「ハードオフ」の商品が面白すぎw – NAVER まとめ

楽器などエレキギターの数がすごいし、DTM関連の機器なども置いている。大学生時代買いたかったデジタルMTRであるKORGのD8なんか完動品、ジャンク品含め10個ぐらい売ってたな。値段も2,000−3,000円ぐらいからと安値放出。

とはいえウハウハ言いながら見ていてもなかなか購入の決断に至らない感じの中途半端な品質状態と値付けが微妙なところ。2時間居て結局何も買わずに出てきたというのがそれを物語っております。

とりあえずハードオフはかなり時間つぶしに良いということだけはわかりました。

ここの二階 ↓

↑ KORG D8。完動品を買ったとして、今でも使えるモンだろうか?