Avenue of Stars、そして腰痛

不思議にも蚤にかまれることなく(かまれてるかもしれんが、痒くない)次の日に普通に目が覚める。香港では安いメシを食ってもあまりパンチ力がなく、そこそこうまいんだけども「まあまあかな」という感じだったのでチョンキンマンションの
インド料理屋でサモサを買って朝ご飯。

そしてナガノさんは日本まで、ワイは台湾までの往復航空券を買いにHIS香港へ。対応してくれたのはWendyさんという多分香港人の方。広東語も日本語も堪能。やっぱ大陸の人は語学力がすごいわ。で、そのWendyさんが、タイ航空の台湾往復便を押さえてくれた。燃料費やら空港使用税やら全部含めて25000円ほど。ナガノさんは21日出発、ワイは24日に香港出発となり、一安心。あとは出発までぼんやり。ほんでもって香港を歩いてみました。

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とりあえず海がみたいなということで九龍サイドの海沿いを歩くことに。そして偶然、Avenue of Starsに通りかかる。ここは香港映画のスター達の手形やら像やらがそこかしこにディスプレイされている観光道路みたいなもんで、歩いていくたびに

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「あ、レイモンドチョウだ」

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「あ、ブルースリー(当然手形はない)だ!」

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「マイケルホイだ!」

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「おおおお!キンポー先生!!!」

なんて感じで大喜び。香港映画好きにはたまらんひとときですわ。そしてひとしきり歩いていると姿を現すブルースリー像。

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香港の海、ビル、そしてブルースリー。めちゃくちゃかっこいいですわ。そして歩いていると雨傘を改造して帽子にしてる爺ぃとすれ違う。振り向いてパチリ。

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ほんでもって夜は女人街やら廟街やらに繰り出す。しかし、どちらも売ってる物はホント子供だましのものばかり、欲しい物もなく、廟街はずれの飲み屋でビールを飲む。

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そしてあまり金を使いすぎるのも問題なのでもう寝てしまおうと宿に戻り、蚤ベッドにごろり。

そして次の朝には腰が、、、、。

香港入り!

広州から香港へは、直通のバスが出てるとのことで、片道100元払ってバスに乗り込む。バスは高速に乗って深圳へ。中国と香港は同じ国のはずだけども、今も国境がしっかり残っていて、深圳にて中国側出国手続き、香港で入国手続きを行わないと入れない。中国はノービザで15日間の滞在が可能ですが、香港はノービザ90日間。

淡々と香港特別行政区の入国審査を終えてバスで市街まで。入国審査のロビーのところで誰かが忘れていった英語のシティマップを拾ったが、まったくどこを走っているのかわからない。しかし国境からしばらく走っていると、見えてきた!香港の街!

綺麗!中国と違うぜ!道路の路肩も崩壊してない。整然と並ぶ高層マンション、橋、すべて美しいです。中国から香港へ来るとそれがよくわかる!おお!なんか興奮してきたで!

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ほんでもって適当にバスを降りると既に香港島に来ていました。というわけで銀行でめんどくさい両替をして、スターフェリーで香港島から九龍サイドへ。このフェリーから眺める香港の景色がまたたまらんぐらいに素晴らしい。亜熱帯の気候、スカッと晴れ上がった天気。天高くそびえる高層ビルヂング。

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海も山もビルも船もすべてがバランスのよい景観。いやあたまらんぜ香港。そして10数分ぐらいで海を渡り、九龍サイドへ。

ネーザンロードへ出てお目当てのチョンキンマンションへ。

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「お!これか!」と入り口の看板を眺めていると早速、深夜特急のとおりにインド人が「ホテル?ホテル?」と声をかけてくる。チョンキンマンションのホテルのようなのでとりあえず「部屋見せて」と言ってついていく。

連れてってくれたのは5FのRoyal Inn。宿のおやじや従業員、客まですべてインド人。おやじはシク教徒なのかごっついひげとターバンを巻いている。見せてくれた部屋は風呂、便所付きの狭い200HK$の部屋と風呂、便所なしの狭い150HK$の部屋。とりあえず安いのをということで150HK$の部屋を140HK$に負けてもらってチェックイン。香港に来てインド人宿に泊まるというのも中々おもろくていいかなと。

さて、荷物を置いたら散策。とりあえずチョンキンマンションのグランドフロアに降りるが、とにかくこのビル、インド人、黒人、香港人、白人、中国人とかなりいろんな人種でごった返しております。当然町中もインド人、白人、黒人をよく見る。

そんな様々な人種が渦巻く中、ネーザンロードの中央分離帯から香港の摩天楼を見上げるとめちゃくちゃワクワクしてきます。いやあ、香港、アジアのニューヨークだ。ニューヨーク行ったことないけど。

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そして夜のネオン街。想像していた香港の景観。素晴らしい。人がいっぱいいるぜ!車に轢かれそうになったぜ!

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しかし中国と比べると物価が馬鹿みたいに高い。なんとかチョンキンマンションで前情報なしに一人70HK$(約1050円)の宿は確保できたものの、中国では一人一食5元(約75円)程度で住んでいた食費が簡単なラーメンみたいなものを食って20HK$はかかる。これは困った。

そんな中、廟街近くで見つけたエビ入りワンタン麺10HK$を食べて宿に戻って青島ビールで乾杯。そしてそろそろ寝ましょうかとベッドに横になると虫が、、、。

蚤だ、、、。

台湾にてダムダム団メンバーと合流

香港日記をまだ上げておりませんが、とにかく今は台湾、台北におります。

中正空港で「ダムダム団ご一行様」のプラカードさげて彼らが出てくるの待ってたら、相川七瀬が出てきたぜ!台湾で日本の有名人見れてちょと嬉しかった。

歩さん、カラスミありがとさんです!!泊めてもらってるトコの猫に食われる前に食います!!

香港にて

香港にて腰をやってしまいました。

3日ほどずっとホステルで寝てるのでだいぶマシになってきてるので多分問題なしですが、旅行で腰を痛めるって大変ですな。

同部屋の白人のじいちゃんから腰に効くエクササイズを教えてもらったり、出歩けないのでチョンキンマンション1階のインド料理屋でテイクアウトのベジフードばっか食ったり、腰は痛いがそれなりに楽しいです。

24日に台湾に移動します。

2000キロの列車の旅

さあ、7月16日、いよいよ青島出発。広州へ向けて2000キロを超える列車の旅でございます。

押さえた席は硬臥の上段。エアコン付き車両です。ベッドのすぐそばにエアコンの吹き出し口があるので寒いぐらいによく冷える。車内ではまったく汗をかかんかったです。

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そしてなんのアナウンスもなく、列車はガッコン!というでっかい音をたてて動き出す。いきなりなんでベッドから落ちそうになりました。

2000キロの列車の旅、といえば聞こえはいいですが、実際のところかなり退屈ですな。仁川ー青島の船の反省で乗り込む前にパンとかカップ麺を買い込んでいったんですが、メシはすべてパンかラーメン。

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これが中国のカップ麺。見た目に反してこれがまったくうまくない。結構買い込んでたので食いきるのが大変でした。この、「紅焼牛肉麺」がいろんなメーカーから出てるんですが、どれもうまくなかった、、、。

そして一夜明けてまた、到着の一時間前から電車が動かない。それもそのはず、広州の隣町、東莞あたりが一面大洪水。まわりの中国人たちも外の景色を見てアイャ〜って言うてます。

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一瞬、もしかして広州も大洪水か?こんな状態の街に放り出されてさすがにワシら日本人は病気なしに過ごせないだろうと恐怖を覚えましたが、やっぱり広州は大都会、地下鉄も走ってるんだもん、まったく問題なしでした。というか、やっぱり中国は都市開発済みの区画と未開発区画ではっきりと差がでますな。綺麗な場所でも裏に回ればボロボロやもんね。青島の宿でも、瀟洒な学生街って感じなんですが、宿の建物の一歩裏に回ると

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これが、

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こうなります。

また、中国は地面が汚い。中国人はツバ、痰、タバコ、ゴミ、食べ残し、なんでも平気で道ばたに捨てるので屋台の集まるところなんかは非常に汚くてちょっと臭ったりもします。これで洪水になったらえらいこってす。多分、中国人でも病気になったりするんちゃうかな。とはいえ、なんとか広州東駅に到着。地下鉄で広州駅に出て一休み。

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さて、こっからが難関。宿探しですわ。

最初アテにしていた安宿が、200元の部屋しか空いてない、というので、道ばたの客引きのおばちゃんとやりとりして一部屋100元(一人50元ね)でかなり綺麗なホテルに連れて行ってくれた。多分、今広州はシーズンオフなんやね。青島で一人30元の部屋で共同シャワー、共同トイレだったが、+20元でこの豪華さ。

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ナガノさんの帰国の機嫌が迫ってきてて早めに香港に抜けるつもりで広州は一泊だけになる予定なのでちょっと贅沢してこのホテルに決定。さあ、明日は香港だど!!