外出時のカメラ周り機材 2014年07月13日

I am not a plastic bag and camera

先週末の3連休にホアヒンに行ってきたわけですが、持っていった機材が以下となります。

Nikon D90(DSLR、デジタル一眼ボディ)
+Nikkor 28-85mmズームレンズ
+Nikkor 35mm単焦点レンズ
+Sigma 10-20mm広角レンズ

MacBook Air 13” (RAW現像+ブログ更新用)

Praktica LTL + Prakticar Electric 28mm単焦点レンズ
(ちょうどホアヒン行きの前に到着してテスト撮影)

三脚 (使わんかった。。。)

読書用Kindle Paperwhite
(バッテリ充電が十分に取れるかどうかわからん旅行時には非常に助かる)

各種USBケーブル+充電用ACアダプタ
(100均の小物ポーチにいっぱいモサモサ入れて)

これに着替えとシェーバーなど日常品とAndroidのスマートフォン1台。公共交通機関での移動ではなく自家用車なので移動は至極楽とは言えど、パンパンに詰め込まれたメッセンジャーバッグを持った瞬間に腰に来た。。。これはかなり来た。。。久しぶりに鉄の固まりを背負ってる系の重さを味わったよ。Nikonの替えレンズとPraktica本体の重さで今までない重量感。

多分これからPrakticaは持ち歩かないとは思うけどちょっと荷物整理しないとと思った。。。多分次回からは三脚とPrakticaは同行せず、Nikonの替えレンズも2本までにして可能であればMacBookAirを11″にしたいなあ。。。でも変えるならSSD512GB積んだモデルがいいし、そうなるとまだまだ先だなあ。。。やっぱりモノ減らさないとと思う今日このごろ。でも最初にやるべきはデスクトップのMac miniの内蔵HDDとバックアップ用HDDを2TBのHDDにそれぞれ変えて所有するHDDの本数を減らすところから始めないといけない。。

バンコク市内で35mmフィルムを買い求める 2014年07月10日

Kodak 35mm Film ISO200

先の記事にもある通りPrakticaの一眼レフを手に入れたのでとりあえず一度試し撮りを、と思いバンコク内で35mmフィルムを探し求めておりました。が、同僚に相談すると「いや、結構普通に置いてるよ。この前は〜〜で見た」というので試しに会社のオフィスのあるSilom Complexのすぐ脇のKodakの写真屋に入ってみる。たまにビザなどに必要な証明写真を取りに行くお店。

入ってみると「あ、あった。。。」と朝イチで入ってみたカメラ屋から2軒目であっさり入手。置いてあったのはKodakの36枚撮りISO200とFujifilmの36枚撮りISO200。グレード違いで3種類。THB110〜THB130。写真の奴はTHB130です。以外とまだちゃんとフィルムは製造していて、街中でもちゃんと取り扱ってんのね。ちなみにこのKodakのフィルム、Made in U.S.A.と書かれていた。アメリカで作ってるもんをこっちへ持って来てるのか。。

店のタイ人の店員と話していて初めてフィルムの現像を英語では”developing”というのを知った。辞書をひいてみると”developing”以外にも”processing”という単語も使うみたいね。現像も同じお店でやってくれると言っていた。ただ、その店でやってるのか集配してどっかの大きな現像下請けみたいなところでやってるのかは不明。後現像のお値段も聞き忘れて不明。フィルムは130THBで400円ぐらいだからそんなに高くはないけど現像がバカ高かったりしたら残念だなあ。。まあ36枚撮って、その後のお楽しみですな。

ええ感じのオールドスタイル、Praktica LTL 2014年07月09日

Praktica LTL Second Hand 1

素晴らしいスタイルのカメラがイングランドから到着。このカクカクしたシェイプ。シルバー&ブラックのカラーも素晴らしいっす。この見た目が超古臭いカメラ、実際に古くて1970年代に旧東ドイツのPentaconで制作されたPraktica LTLというモデルです。

レンズもボディもeBayをなんとなくブラウズしてた際に、「あ、これ安いなあ。とりあえずBidしておくか。でもまあどうせClose間際に他の人がBid被せて落札してしまうだろうなあ」ととりあえずBidしてたが、それ以降他の人からBidが付かずに事故的に競り落としてしまったもの。ボディ、レンズ合わせて約3,000THB(9,000円ぐらい?)。

英国から約2週間でタイに到着。以前Nikonのレンズ、Nikkor 28-85mm f3.5-4.5を2,000THBぐらいで競り落とした時は若干ながら関税がかかったが今回は両方共無税で通過。

Packages from England.
小包を開けてみると。。。

Second hand camera lens in cat food box
むは。キャットフードの箱にカメラが。別に臭いがあったりとか問題は何もないけど。

Praktica LTL Second Hand 3 Pentacon made in G.D.R.
底部に刻まれる社名Pentacon、Made in G.D.R.の文字。G.D.R.はGerman Democratic Republic、旧東ドイツです。

Prakticar Electric 28mm f2.8 made in japan??
レンズ。28mm f2.8。G.D.R.のPentacon社製なのだが、Made in Japan。コシナとかがOEMでレンズ提供してるのかもしれないけどWebにもあまり詳細情報なし。

Praktica LTL Second Hand 2
超カメラ然とした佇まい。

見た目的には機械チックで、無骨なゴツゴツデザインがカッコいいんだけど、作りはちゃちい感じです。TTL露出計とかは動くけどシャッター切った時のミラーの跳ね上げ音が「バッコン!」とえらいうるさく、日本の一眼レフカメラのシャープな「カシャッ」とか「パシャッ」という音とは似ても似つかぬ感じ。前者が獲物を弓で射る感じとすると、後者は場所まで裸足で駆けてって棍棒でボカッと殴りつけるような感じでもあります。

ファインダーが暗くてマニュアルピント合わせも超やりづらいんですが、まずは試し撮りしてみたいですな。週末にどっか持って出てみるか。

SELP1650の悪いところが丸見えの写真 2014年07月03日

Lens SELP1650 Pic without distortion, vignetting adjustment

週末のラヨーンに行った際の写真、RAWをPCに取り込んでみたら、こんな絵が出てました。四隅にはっきりわかる減光と歪曲で水平線と突堤のラインが下向きにたわんでいる。こんなにこのレンズの悪いところを強調して撮ってしまうのもテクニックが要るだろうにと思うんですが、まあ偶然撮れてしまいました。

撮った後のカメラでのプレビューやjpg画像ではこれらの箇所はソフトウェアで補正されて綺麗に消え去ってます。だから家に帰ってきてPCに取り込んだ際にわかった。改めて、これをLightroomのSELP1650のレンズプロファイルを適用して補正したものが以下です。

Lens SELP1650 Pic without distortion, vignetting adjustment
↑ 元画像

Lens SELP1650 Pic with distortion, vignetting adjustment
↑ Lightroomで補正後

というわけで光学特性なんでコンピュータの得意分野の計算で綺麗に補正できるもんです。SELP1650は補正が前提とされてるレンズなので、カメラ内補正機能がないNEX-C3とかでは使えない(というか上記のようなクセが出るので使いにくいですよ)と言われているけど、レンズから受け取った光の情報をそのまま記録するだけのRAWなら条件的にNEX-6もNEX-C3も一緒で現像ソフト側で補正を行うのでRAWを使っている人なら別に同じ条件で使えると思います。。。でもやっぱりちょっと使いにくいですな。

ソニー ミラーレス一眼カメラ α NEX-6ボディ NEX-6/B
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↑ というわけでNEX-6は良いカメラだと思うんですが、付属のキットレンズはイマイチなんでボディだけ買って別売レンズを買うほうが吉だと思われます。

Sonyのレンズの歪曲とApertureとLightroom 2014年07月01日

warped
“warped by Chris Frewin, on Flickr”

普段の持ち歩き用にとSONYのNEX-C3を購入して、コンパクトな筐体のカメラの割にセンサーサイズはAPS-Cで写りがよくて感心。だけども結局これを彼女に譲り、僕は欲を出してしまってNEX-6のSELP1650という16-50mmのキットレンズ付きの上位版NEXを持つことにした。

デジタル写真の大きなメリットとして、写真を撮った一枚一枚にほとんどコストがかからない点(記憶領域のコストぐらい)とRAWやJPGのカメラから吐き出された画像データを撮った後から思いのままに現像ソフトでレタッチ、作りこんでいけるところが楽しい。

元々持ってるNikonのRAW現像ソフトとSonyのRAW現像ソフト。別に標準のものでも機能的には問題ないと思うけど、とかくSonyのRAW現像ソフトが動きが遅くて使いにくいのと、NikonのカメラからのデータとSonyのカメラからのデータで同じ処理をしたいのに操作が別々というのを覚えるのもめんどくさくて結局AppleのApertureという現像+写真データ管理ソフトを買って使っていたんだが、NEX-6と問題が。。。

Apertureにはレンズで発生する歪曲収差を補正する機能がない。これはレンズがもともと円形であるので写真の中心部から離れた部分に画像が丸く歪んで写ってしまう現象で、魚眼レンズなんかは逆にこれを面白い写真として捉えて活用する例だが、通常のレンズの場合は一般的に歪曲収差はでないほうがよいと考えられております。

NEX-6についているSELP1650のレンズがJPGで撮る場合やプレビューで見てる場合はいいんだが、RAWを吐き出させると、盛大に歪みと四隅での周辺減光が起こっている。「これも味」とは言えないレベルで盛大に起こっているのでネットで見てみるとどうもこのレンズはNEXに合わせたコンパクトサイズを第一に設計されたもので、ちょっと光学的に無理が出るから、ソフトでの補正を前提としたレンズらしい。

JPGやプレビューはカメラ内の補正機能で修正して表示しているので気づかないが、RAWをApertureに読み込ませるとカメラがレンズを通して受けた光のデータをそのまま何も変換せずに保存してるだけなので歪みや減光が正直に出ていてちょっとびっくりする。

なんでApertureに歪曲補正の機能がないんだ??と一瞬憤慨しかけたがそもそも歪曲はレンズ設計で出来るだけ抑えこみ、どうしても多少の歪みが出るのはそのレンズの味としてうまく使っていくというのが今までの使い方だったんだろう。世の中完璧なものってのはないから。。。

PTLens Home Page

Apertureの場合レンズ歪曲補正はPlug-inという形で別途PTLensというモジュールが用意されているようで有料です。。。数々の市販のレンズプロファイルが用意されていて、使用したレンズを選ぶだけで(というよりEXIFを見て使用されたレンズを自動的に選んで適用してくれるが)、最適なパラメーターが適用されて歪曲と減光が自動で補正されるようになっている。でもこのPlug-inでめんどくさいのはApertureからPlug-inにデータを渡す際にTIFFに変換し、補正を施し、またApertureに戻すという手続きを行っているので、この歪曲補正を行った後はこのTIFFに対しての操作となってしまい、RAWの恩恵がなくなってしまう。だから露出補正や色味の補正、その他のフィルタの適用などを行った後に最終の手順で歪曲補正を行うのがベストだと思うが、いちいちめんどくさい。

てわけで現在もうひとつの現像ソフトの巨塔Adobe LightroomのCreative Cloud版にて1ヶ月お試しで機能を見ている。こちらはレンズ歪曲補正が標準機能で、レンズプロファイルもちゃんといっぱい付いている。さらには画像を昔のフィルム風に仕上げる補正パラメーターをまとめたプリセットも豊富に標準で付いていて結構Apertureよりも高機能であります。

Apertureは開発終了となり、時期Mac OSXのPhotosというアプリに機能的に統合となるというアナウンスもされて、このタイミングでAperture購入はかなーり失敗だったかな?とちょっと反省気味です。

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↑ Amazonでもパッケージ版、ダウンロード版を販売している。12,850円。月々980円のCreative Cloudと比べて。。。