Tag: khaosan
ロイカトンは久しぶりにカオサンエリアに 2018年11月17日
今年のロイカトンはどこに行こうかと話をしていて、久しぶりにカオサンのエリア、サンティチャイプラカン公園に行ってカトンを流そうということになりました。
今年は思ってたよりもずっとずっと人出の少ないロイカトンでしたな。フアランポーン駅からチャイナタウン、カオサンエリアに向けてはめっちゃ渋滞してるかなと覚悟してましたが全然すんなり通り抜けれました。トゥクトゥクのおっちゃんも「今年は人がガラガラ」とぼやいておりました。
で、そうそうにイベントをすませてカオサン散歩。いやー、やっぱり旅行者向けの街で全体的に漂う非日常と言うかお祭り感というか、まともな人が全然居ない感じがカオサンです。
昔よくビールを飲んでいたGekko Barあたり(寺裏)で晩飯。こういう場所でも結局ビールを飲まなかったので少し禁酒が進んできていると思います。のーんびりした空気を平日に味わってぼんやり帰りました。
Back to Rootsといいますか、自分のタイ生活はここからなので非常に懐かしかったです。
アユタヤのレックさんラーメンに再び 2016年12月12日
2013年から毎年参加しているアユタヤマラソン、今年でフルマラソン4回め。初めてフルマラソンを走りきったのもこの2013年のアユタヤマラソンなのだ。
フルマラソンの出走時間は朝の4時からなのでアユタヤに前泊するんだが今年はついでに晩飯を懐かしのレックさんラーメンで食おうと一人企画。
レックさんラーメン、一昔前のバックパッカーには有名だったカオサンの日本食レストラン。僕も約10年前、レックさんがカオサンのはずれのプラスメン通りを入って運河に面したところにお店を開いていた頃によく行っていた。
その頃人のよいレックさんは言う事聞かない態度の悪い従業員や肉食獣のようなお店の貸主に板挟みにされていろいろ悩んでいたようで商売もうまくいきだしたらすぐに問題発生という不運ループを繰り返していたらしい。
てなわけでお店も毎年のように移転を繰り返していて、このプラスメンの通りの次にはスクンビットのソイ41に移転して、そのお店も2年経たないうちにアユタヤに移転してしまった。アユタヤはさすがに遠い!気軽に飯を食いにいく距離でなくなりしばらく行ってなかった。。。
久々のレックさんラーメン 2012年03月26日 | 野暮天ワールドワイド・YABOTEN the Worldwide
で、前回カオサン時代の友人とともにレックさんラーメンに来たのが2012年かな。その時にはレックさんもいい場所を見つけたみたいで客もわんさか、従業員やお店の貸主とも関係がいいとのことだった。
今回改めてマラソンの前日に一人で来てみたら、以前にも増して客がわんさか、従業員も5,6人ほど抱えて、給仕の女の子も愛想よくて非常に雰囲気よろし。
レックさんはカウンターと仕切のまったくない厨房で弟子一人を補助につけて全部の料理を自分で作っていた。こだわってますねー、と言えばカッコがいいのだが、調理がすべてシングルタスクなので思った通り出て来るまでかなり時間がかかる。。。ビールが開いてしまうよレックさん。。。
でもレックさんは自分の客には自分で調理したものを出したいんでしょうな。人を使うのもあまりうまくないと思われるレックさん、従業員に調理させても納得できないんだろう。だから自分でやる。客を待たせて、とか非効率だとか指摘しようと思えば指摘できる点はいろいろあるけど、「バカモノ、ワシは自分の客には自分の作ったものしか出さんのじゃ、くだらないことをいうな!」という職人気質みたいなもんでしょう。効率だ顧客満足だとかせせこましく忙しい世の中がほとんどになってきてますが、クセのある職人みたいな人間が居る空間も存在できるスペースがあって欲しい、そういう人が絶滅してしまう世の中ってのは面白くないなとレックさんが鍋を振るう後ろ姿を見ながらそう思うのでありました。
ていうか待ってる間にかなり酔っ払ってきました。
久しぶりにチャーハンとレックさんとこでいつも食べているチャーシューサラダをつまんでアサヒの大ビン2本も飲んでしまった。それで会計400バーツちょいだったから相変わらずお値段も安い。
あまりに忙しそうでレックさんに声かけれなかった。。。また次回暇な時にカオサン時代の友人と一緒に行ってゆっくり話しようっと。
ラートナーの老舗 ราดหน้ายอดผัก ラートナーヨートパック 2013年12月10日
前回の中国に行き損なった時のコ・ラッタナーコーシン巡りで彼女が連れて行ってくれたラートナー屋さん。
View ราดหน้ายอดผัก in a larger map
↑ 場所はこちら。コ・ラッタナーコーシンのどまんなか。
看板を見ると40年続いてますよー。と堂々と明記。それぐらいお店が長続きするということはさぞかし美味しいんだろう。ラートナーという餡かけ麺が有名なお店。
カオサンのすぐ近くということで外国人も多いのかメニューは英語表記、、、ということではなく、写真で内容物を明示。餡かけ麺の餡はシーフードと豚肉入りのものと2つ、麺は米の幅広麺(センヤイ)、米の細麺(センレック)、米の極細麺(センミー)、黄色い小麦麺をパリパリに揚げたもの(バミークロープ)、白い小麦麺をパリパリにあげたもの??(バミーカーオクロープ:すんませんこれはまだ未経験)。それにラートナーではなく、焼きそば風のパッシーイウやら豚の串焼きムーサテがあったり。
着席して淀みなく「ラートナーバミークロープ」を注文。出てきたのはこれ。
入ってるお肉が超でかくて幸せでした。餡かけの味も強すぎずモタっとしすぎずでうまいんですが、麺がうまかった。以前にも書いたようにラートナーって餡かけが致命的にまずいお店が結構あったりする割に餡かけ自体は僕の自炊経験から言うとそんなに難しくないはず。それよりも他のお店に差をつけるなら麺の美味しさだろうと思う。
ここのは揚げた小麦麺が油っこ過ぎず、パリパリ香ばしく、重くもなくてとても食いやすい。多分この店が他の店とくらべておいしいところ、お店が長続きしてるところはこの麺のおいしさなんじゃなかろうかとも思う。餡は平均的なおいしさだけどそれと合わせる麺のおいしさをちゃんと考えたから人気が出てみんな食いに来てるんだろうなと思いました。
でもタイの場合逆に客に受け入られることよりも、内部マネジメントの部分で調理担当が辞めていってもある程度ちゃんと味を維持して、資金繰りや、様々な外的問題(洪水とかクーデターとか、法律の改正とか、地主の値上げとか)などを40年間もの間次々とクリアしてお店を維持したということ、その部分が一番大変に思うな。タイの場合ある程度ちゃんと美味しい料理出してれば客はついてくるもんね。タイの場合は人気があるのに家庭の事情やしょうもない理由で店をたたんだり移動したりする店が多すぎるような気がする。
ムホムホ食いながらそんなことを考えるラートナー屋さんでした。
โกปี๊ กาแฟโบราณ ゴーピー カフェーボーラーン にてオーリアン 2013年12月06日
“Morning Coffee” photo by Theerawat Sangprakarn
重慶に行き損なったその日、家にじっとしてても始まらないなと思って、国王誕生日で人の溢れるコ・ラタナコーシンを巡ってきました。
コ・ラタナコーシンとは現王朝の王宮の置かれたエリアでチャオプラヤ川と運河で囲った島上のエリアを言います。地域的にはフアランポーン駅の西側、ヤワラートの通りを進んでインド人街のパフラットあたりから、ワット・ポー、ワット・プラケオ、応急前広場、カオサンを超えてプラスメンの通りを東に。そしてマハチャイ通りを南下してまたヤワラートの通りに到達するこのエリアを言います。
この辺り、最近は地下鉄延長という都市開発が進んできていてだいぶ変わりつつありますが、古い建物や昔から長く続く商店が多く中々味わい深い街並みが連なってるんですな。
その中で彼女が教えてくれたお店、サオチンチャーを目の前にした โกปี๊ กาแฟโบราณ ゴーピー カフェーボーラーン というお店に入ってみた。
View Giant Swing in a larger map
↑ 場所はここ。ちなみに地図の上のほうのまんまるは民主記念塔。
今はタイでもスターバックスやら、au bon painなどの外資のカフェや、ローカルのカフェやらちゃんと豆から淹れてるコーヒーを出すとこはいろいろあるが、タイの昔スタイルのコーヒーにはオーリアンという種類のコーヒーがある。このオーリアンはタマリンドの種を焙煎して粉砕し、それを布フィルターで淹れるなんちゃってコーヒー(ただし、ウェブではタマリンドではなく、いくつかの穀物がコーヒー豆と混ざっているものと書かれているものもある。ホントはどっちが正しいのか未だ不明なんだけど)。タイでは北部のほうでちょこっと聞く以外はあまり栽培されていない様子のコーヒー豆は高価なのか、それとも元々は中国由来のものらしいから、漢方薬的な飲み物がただ単にコーヒーに酷似していたということなのかもしれない。ただまあ、どうもこういうコーヒーがタイの文化の中では認識されている模様。このオーリアン、コーヒー豆以外の原材料が含まれているから当然の事ながら、味、香りも普通のコーヒーとは異なるはず。でも今だ飲んだことがなかったのよ。
今回せっかくオールドタウンに来たのだからこれを飲んで見たいと思っていた。
お店は多分戦後のお店の雰囲気を残しているのだろう。ただ、古いままのがそのまま残っているわけではなくそういう風に作ってる感じであった。日本人が昭和レトロ居酒屋で昔を懐かしむという雰囲気に近いのかもしれない。
お店に座って早速オーリアンを注文。オーリアンは砂糖の入ったミルクなしのブラックコーヒーがそのスタイルらしい。これと彼女の分のモカを頼んで100THB。待つことしばしで出てきた。
超濃くて真っ黒なコーヒーを飲んでみると、「あ、結構いけるやん」。
なんか中途半端な安物のエスプレッソみたいにイガイガしたコーヒーの苦味や焙煎臭がなく、味が太く苦味もしっかりあるのに全然イガイガせず後味も非常にいい。へえ、オーリアンてコーヒーの亜流だと思ってたけど、ちゃんと美味しいんだね。ただ、飲み終わってしばらくしたらグラスの中の氷が溶けてコーヒーがだいぶ薄まった。それを飲んでるとやはり普通のコーヒーでは感じない香りがしていた。とはいえそんなに不快なものではなく、ああ、確かに違うね、という程度。うん、これ、また飲みたい。
コピーのメニューでは朝食向けな軽食メニューも充実してて、若い子が頻繁に訪れていてその軽食メニューをよく頼んでいた。今度はぜひ飯を食って見たい。