そういえば最近ちょこちょことราดหน้า、ラートナーをよく食ってるなあと。
ラートナーとはタイの餡かけ麺で、よくあるのがセンヤイという幅広の米粉の麺を使ったものとミークロープという小麦の黄色の麺を揚げたもの。どちらにも軽さの欠片もないぼてっとした餡がかけられている。
こちらの写真はめちゃくちゃうまそうですな。これが小麦の黄色麺を揚げた奴。こちらはいわゆる皿うどん的に麺のポリポリ感と餡の味が合わさってうまい。
それに対してセンヤイの米粉麺はへにゃっとしてるのでだいたい全部餡の下に隠れてしまいます。上の写真に載せてるものも多分センヤイ。ぼってりした餡とくにゃくにゃするセンヤイの歯ごたえが面白い。
しかし、最近なぜラートナーをよく食うかというと、この料理、お店によってかなーーーーり当たり外れがある。タイ料理の中でも1、2を争うぐらい当たり外れがある。というのも餡かけの餡がテイストの大事なファクターであり、この餡は適当になんとでも作れしまうのであります。
片栗粉だけ入れりゃとりあえずとろみは出るし、どんだけ味が薄くても、どんだけ味がきつくてもとりあえずは作れる。一度まったく塩気も甘みもない餡かけを食った事もある。麺と餡だから腹に溜まるし失敗したときの残念感が重いのである。
それでもそのドキドキ感を逆にエンジョイしながらラートナーを食うのが最近オツなのです。失敗を引いたときの自虐的な満腹感を楽しむ、回りくどい冒険をしております。