ナコンチャイエアのノンストップバスでムクダハンへ 2015年12月27日

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というわけで職場を退職してBビザの延長が1週間しかないので早々に観光ビザでも一回取ってくるしかない、ということでバンコクからバスでイサーンの東、ムクダハンに向かいました。

ムクダハンの東側を流れるメコン川の対岸にはラオスのサワンナケートがあり、市街地を数キロ北に行くと日本のODAで建てられたタイ・ラオス第二友好橋がかかっていてバスなどで簡単にラオス側に渡ることができる。

第2タイ=ラオス友好橋 – Wikipedia

ラオス側のサワンナケートではタイ領事館があってそこでツーリストビザやノンイミグラントビザを発行してくれるというので、今回は9年ぶりにサワンナケートを訪れて観光ビザを取得しようというもの。

前回のブログのエントリでネット経由でブッキング、ネットでクレジット決済、自宅でチケットプリントアウトしてナコンチャイエアのバスを利用します。

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クリスマス明けの26日の朝、モーチットバスターミナルのさらに北にあるナコンチャイエアのバスターミナルへ。個人的にモーチットの北バスターミナルが猛烈に嫌い(醜悪の塊と思う)なのでナコンチャイエアのバスターミナルはだいぶ綺麗と聞き、期待して行ったが、バスターミナルという不特定多数の人が利用する施設なのでどうしても薄汚さは出てしまうか。それでも北バスターミナルと比べると数段居心地がいい。

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バスは定刻キッチリに出発。いざイサーン、ムクダハンまで約600kmをひた走る。(1年に数度行く、彼女の実家があるヤソトンから北東に約100kmがムクダハン)

バスはちゃんと、というかガンガンにエアコンが効いている。隣に座ったタイ人はなんとダウンジャケットを着込んで寒さ対策。なんのためのエアコンだ?とタイ在住9年にして改めてこの超強力エアコンの意義を考える。

座席は2列-通路-2列だが足元は前の席の下にぐっと入り込んで結構足元広めのスペースがある。さらに座席前方には液晶ディスプレイが備わっていて映画や音楽が聞ける。僕はずっとバス前方カメラの映像を写してましたが。さらにはこのディスプレイ、モバイル充電用にUSBポートが付いていてちゃんと給電されてました。

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ただ、多分一般的なUSBポートだろうからUSB2.0の給電規格で0.5Aしか出てないものと思います。自分のNexus6はずっと「緩速充電中」の表示が。それでもスマホ操作中は充電パーセンテージはあがらないものの、操作に疲れて眠った時とか、操作してない時には地味にパーセンテージがあがり、結局ムクダハンに着くまでバッテリは切れることなく数十パーセントは充電されておりました。充電用USBケーブルをバスに乗り込む前に大きいかばんから出してポケットなどに忍ばせておくことを忘れずに。

しかし、ムクダハンまでの約600km、朝8時出発で最終的に到着したのが19時半。実に11時間半もバスに乗ってました。それはまだ良いにしても、キツかったのはまったく休憩なしのぶっとおし運転。運転手は途中10分ほどの停車を2回ほど行ってましたがその時も客は降りることはできず。トイレも社内にあるのでとにかく目的地までぶっとおし、座りっぱなし。ケツが痛くてたまんない!食事やお菓子がいろいろ出てきてサービスはそこそこいいのはわかるけど、どうにも休憩無しの行程に文句が出ないように餌でごまかされてる感が強くて嬉しいのやら悲しいのやら。。。

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↑ 今回食事にジェー(菜食)を選んでたのだが、出てきた食事を見て「うわ、貧乏臭っ!!」と思ってしまった。でも味はイケてた。

飛行機と一緒で長時間なんでトイレ行くときなどに行きやすいよう席は通路側がいいですな。夜は外の景色見えないし、昼は昼で日差しが強いので窓のカーテンほとんど閉めてるので景色はあんまり見えないです。。。

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↑ 着いた時にはこんな真っ暗。

ナコンチャイエア:ウェブでバス予約、支払いをする 2015年12月26日

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退職してBビザが切れるのでムクダハンにバスで向かい、サワンナケートにわたってまずは観光ビザを取ってくるつもりです。

んで、バスは今まで乗ったことないが評判のいいナコンチャイエアというバス会社のバスを利用しようと思います。ナコンチャイエアというので「航空会社ですか?」と聞かれることもあるがれっきとしたバス会社で公営のバスはサービスが雑なので、「ちゃんと整備されてエアコンも効いてるグッドサービスなバス会社”ナコンチャイエア”」みたいな触れ込みらしい。

で、昔は電話でバスを予約しなければいけなかったはずだが、ウェブサイトを見てみるとちゃんとウェブ予約、クレジットカード支払いが可能になっているようだ。

で実際にムクダハン行きを予約したのでついでに予約手順詳細を作成してみました。

こういうブッキングサイトの予約手順はたびたび変わることもあるし、責任は持てませんが参考になれば、ということで。

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まずhttp://www.nca.co.thのサイトを開くと年末の注意が書かれたページが最初に表示されるので一番下までスクロールしてボタンをクリック(この表示がない時期も当然あると思われます)

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ナコンチャイエアのトップページが表示されるので画面左の「Online Ticketing」をクリック

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次の画面で右上のアメリカ国旗のボタンをクリックこれで英語表示されるのでだいぶ楽になります

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こんな感じで表示が英語になります。下までスクロールして

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「I Accept」をクリックして選択した後に「OK」ボタンをクリック

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Searchingのところで

片道:One Way か 往復:Round Trip かを選択
乗る地点の県と場所(モーチットのバスターミナルか、ナコンチャイエアのバスターミナルかなど)、同じく目的地の県と場所を選択
移動の日付と人数を指定して「Reservation」をクリック

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この警告が出たらそのまま「OK」押して閉じる

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こちらでバスの出発、到着時間を確認して希望するバスの「Price」のところをクリックして選択する、続いて「Continue」をクリック

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Passenger Informationに、

Thai National ID or Passport Number:日本人の場合はパスポートナンバーを入力
Name:名前
Mobile:携帯電話番号
E-mail:Eメールアドレス
Male/Female:Male>男性、Female>女性どちらかを選択。それ以外は選択できない。
Type of Food:Vegetarianなど食事の指定があれば。普通の人はNormalでよし

ちなみにこのサイトでブッキングしてBangkok BankのATMで支払いしたり7-11のカウンタで支払いできますよという表示が出てるので手数料が20THB~25THBかかりますが多分できると思います。(自分はクレジットカード決済以外はやったことがない)

「Continue」をクリック

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次に座席指定画面になるので実際に乗りたい場所の席をクリック。横2列、通路、横2列で縦に8列。前から3つめの列はLady Zoneとなってるので女性専用席なんでしょう。

これで予約は終了。

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登録したメールアドレスに予約メールが届いているのでスクロールすると英語表記の内容がある。予約は入れてあるから3時間以内に支払いを済ませろということらしい支払いは上で書いたように

ナコンチャイエアのウェブサイト
7-11のカウンター
バンコク銀行のATM

で支払いが出来るらしい。クレジットカードで支払いをするには、

“you can print the reference code for your payment by click this link below. click here to print the reference code”

の click here をクリックする

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このようにReference Codeが表示されるがそのまま下までスクロールする

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規約のところのチェックボックスをクリックしてチェックしてから一番下のボタンをクリック。クレジットカードはVISA、Master、JCBに対応してるらしい。DebitカードもタイのBankok銀行、カシコン銀行、クルンタイ銀行のものは使えるらしい。

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カシコン銀行のクレジットカード決済画面になるので

①カードの種類(VISA、Masterなど)
②クレジットカード番号
③カードの裏のCVV2(数字3桁ないし4桁)
④カードの有効期限(月/年)
⑤カードに記載されてる所有者名(半角アルファベット)
⑥カードの発行された国(自分の場合THAILAND)
⑦カードを発行した金融機関(自分の場合 Krungthai Card Public Co., Ltd.)
⑧もし⑦に該当する金融機関がなければここに入力
⑨最後にこのボタンを押して決済

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確認画面が出るので「Continue」

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こちらの画面はクレジットカードによって変わると思います。こういうのが出ないのもあるかもしれない。僕の場合はKTCのクレジットカード使ったらこういう3D認証というセキュリティ強化で追加認証を求める画面が出てきます。

①OTP(One Time Password)のリクエストボタンをクリックするとクレジットカードに登録している携帯電話番号にワンタイムパスワードが飛んで来る
②ワンタイムパスワードを入力
③次へ。クリック。

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支払い後、支払い済みメールが飛んで来るので下にスクロールすると英語で内容が書かれている。”Click here to print the ticket(s)”をクリック

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このようにチケットがブラウザ上に表示されるので下までスクロール

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チケットの一番下に印刷ボタンがある。このボタンをクリックして印刷して終了。

退職致しました 2015年12月25日

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というわけでタイに来て9年勤めていた会社を退職しました。

Bビザをスポンサードしてくれる会社を退社した時はビザは即時で無効にされるので、すぐに出国するか1,900THBを払ってイミグレで1週間の滞在延長申請を行う。来週タイのムクダハンからラオスのサワンナケートに出て一旦観光ビザを取得して戻ってくる予定。そしてそこから次の準備となります。

上の写真はその1週間の延長申請。2006年の12月に入社して2015年の12月25日まで勤めて9年と1ヶ月。ずっとタイに居る許可証は会社にスポンサードしてもらっていたんですな。これがこれからはなくなって自分でなんとかしないといけない。

とりあえずは会社前提の生活ではなく、自分の判断で自分が食う分ぐらいの収入をいつでも自分で稼げるという感覚を持つために、「考えるよりまず飛び出す」「まずやってみよう」で一旦自分の環境をリセットしました。1年前から計画してたことですが、その時は「1年あればゆっくり考えられる」と思ってましたが、結局「1年あっても結局、何もしない」ということがよくわかり、土壇場にならないと手をつけない自分のダメさ加減がよく出ています。

とはいえ、これからちょっと手探りでいろいろやります。

AukeyのQuick Charge2.0対応5ポートUSBチャージャー PA-T1 2015年12月24日

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自分の持ってるAndroid端末でNexus6がQualcommのQuick Charge2.0(以降QC2.0)に対応していてNexus6はバッテリー容量3220mAhもあるんだけど確かに充電は驚くほど早い。

で、QC2.0に対応してるACチャージャーがNexus6にくっついてきた一個だけ、というのも心細いのでMBKで売ってるAukeyというメーカーの5ポートUSBチャージャーを買った。1,100THB。

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ACチャージャーのくせに結構ずっしり重い箱を開けるとタバコ一箱大ぐらいの大きさのチャージャー、もしくはTRAKTORのAudio2と見間違えるばかりの手のひらサイズのACチャージャー。しかしやはりそれなりに重さがある。

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その他に電源ソケットからこのACチャージャーをつなぐ電源ケーブルとUSBのAとMicroBのケーブルが。このケーブルもしっかりとしたケーブルでケーブル自体にもそれなりに重さがあります。それなりの重さはあるものの、ものの造りはしっかりしてます。1,100THB取るだけはある。ちなみに5ポートチャージャーの上に乗っているのはプラスチック製のケーブルタイです。電源ケーブルのほうはベルクロのケーブルタイが付いているのでUSBケーブルをこれでまとめてくれ、ということでしょうか。

充電性能は、可もなく不可もなく。ちゃんとNexus6についてきた充電器と同じぐらいの速さで充電ができます。この充電器は最大54Wが出力可能なようでUSBポートの舌の部分がオレンジ色のものがQC2.0対応のポート。このポートはQC2.0のチップが自動制御して5V/2A、9V/2A、12V/1.5Aと出力を変える。QC2.0は電流量だけ変えるのではなく、電圧を変えることで急速充電させているらしい。舌が緑のほうのポートは5V/2.4Aで出力されるらしい。なのでこのポートでも十分今のモバイルPCであるSurface3もちゃんと充電できることになる。

充電器本体と電源ケーブルが別体になっているものがかさばるのであまり好きではなく、自宅に置いておく充電器として考えていたが、充電器本体を電源タップに固定しないで手元まで持ってくることができる分、取り回しが楽でこの形式の充電器も以外といいなと買ってみて見直しました。

ちょっと高いがいい充電器です。いい充電器使ってるとバッテリーも長持ちしますかね??

↑ Amazon売ってるものだと3ポートまで??

↑ まだ試してないけどQC2.0対応のモバイルバッテリもよさそう。

インクジェットプリンタ改造:CISS化 2015年12月23日

CISS - Day 304 of Project 365

前回書いていたインクジェットプリンタのお話。

その後いろいろ調べていくとインクジェットプリンタをタンク式にする方法をCISS(Continuous Ink Supply System):連続インク供給システム、というらしい。

純正カートリッジとほぼ同等品質に印刷できるというのがわかって以降、結構興味を持っていろいろ調べていたが、慣れれば自分でも自作できそうでCISSの自作キットを買って、インク切れとともに自宅の片隅に眠っているHPのD1660をCISS化してみたい欲が出て来てしまって困っている。こんなことしたってすでにもう自宅には複合機でちゃんと使えるカラープリンタがあるのだ。

それでもやってみたい。面白いのはまずこのインディーな改造後のデザインである。

ジャンクで安っぽくインディーな絵面がそそる。ちょっと前までは単純に安物買いの銭失いパターンだと思ってまともに見てなかったが、このインディーな雰囲気とタンク+水ものというのが改造衝動をそそる。

価格も安い。この改造キットが3,000円から6,000円ぐらいで手に入る。しかもほとんどのメーカーのインクジェットプリンタに対応している。Canon、hpあたりはカートリッジがプリンタヘッドにマウントされて可動式になっているようで、実に大きなタンクを本体の横に置いて黒・青・黃・赤の四本のチューブが中途半端に閉め切れない本体ボディの隙間から入院患者の点滴かもしくは人造人間のケーブルのように繋がっている。

メーカー側もプリンタ本体を安くで提供してるのにこんな方式で純正インクの購入を回避する方法が広まると困ると思ったのかインクカートリッジにICチップを付け、インク切れを検出させてアラームを出したカートリッジはインクの補充をしても印刷できないような仕様にしてしまった。

しかし、これはちょっといやらしい仕様で、改造などをやりたくない、技術がない人は純正品使えばいいと思うが、創意工夫でサードパーティのインクを補充して使えるようにした人の分までその道を塞いでしまうのはどうなんだろう??

とはいえそこはイタチごっこで、CISSキットを制作してる業者は独自にカートリッジを一回本体から外して再度付けるとインク残量がリセットされてしまうICチップを作って問題を回避してしまった。ああ、このアジア的な小競り合い。

しかもこのインク残量検知ICだが、

PM-950Cのインクカートリッジを分解してみる

こんな記事も見かけたりで、どうもEpsonの該当カートリッジはインク残量ではなく、印刷されたドットの数をカウントして一定回数が出力されれば「インクが残ってないはず」だということで、実際のインク残量に関係なくインク切れアラートを投げるようだ。で、実際に分解してみるとかなりのインクが残っている、というプリンタメーカーの回収プロセスとしてのロジックが残念感を募らせる。

そういう過剰な課金状況の中、適正なコスト感でプリントしたいという改造魔のアイデアなんである。Apple Computerももともとは国際電話をタダでかけるブルーボックスという違法なツールからスタートしてることを考えるとCISSもデジタルエイジのカウンターカルチャーなんである(無理に正当化してます)。

で、それはさておいても、下の動画のようにちゃんと調整すれば印刷の画質もかなりちゃんと出るようである。

めちゃくちゃキレイな色合いが出ている。しかもこの動画のhpのd1660が今回自分がCISS化したい家に余っているプリンタである。

本来はタンクとインク供給チューブ、インク残量リセットチップを別に購入して、今プリンタについている純正カートリッジにドリルで穴あけしてチューブをセット、純正チップをリセットチップに交換して全部自分で交換してみたかったがどうにもリセットチップが単体で売っていないようで以下のタンク、チューブ、カートリッジ、リセットチップまでがセットになっているものを買う必要があるみたい。

Toner Chip – Inkjet Cartridge – Converter – Circuit Tester

この台北のUniplus Technology Corporationというところがリセットチップの製造を行っているのでここなら買えるかと思ったが対応するhp60というカートリッジのリセットチップはなかった。直接問い合わせれば買えるのかもしれないけど、そこまでするならセットを買うか?という感じである。

CAMEL350 Original HP 678 Ink CISS for HP Deskjet Ink Advantage 1015 | eBay

ebayのこの商品ページを見ればインストール方法なども詳細に書かれている。使わないけど、一回CISSを自作してみたい。作ったら作ったで誰かに売っぱらってしまうか。


↑ Epsonのプリンタでの設置例


↑ Brotherの特定機種はかなり簡単にCISSを設置できる。チューブの取り回し等が必要ないのは非常に簡単でいい。

ちなみに日本のAmazonでも結構CISS改造キットが売っていた。が、なぜかEpsonとBrotherのもののみ。日本で今までCISSのプリンタを見かけたことがない人にはちょっと抵抗あるかもしれないが、特段既存のプリンタを加工する必要はないはずなので試してみる価値はあると思います。うまくいけば印刷のインクコストが10分の1以下になります。カラーのミスプリントなんかもほぼ気にならなくなるのがいいところ。

↑ ちなみにタイとかで売ってるEpsonのCISS版プリンタも日本のアマゾンで並行輸入品として売ってますな。