ぐいぐい読める霊界Energized、「大地の母」 出口和明 2019年11月08日

最近、出口和明の「大地の母」なる長編小説を読んでいる(ちなみにkindle版)。これは出口王仁三郎の生涯を綴ったものらしく、久しぶりに大本と出口王仁三郎に興味が出てきたので読んでみたんだが、内容が超楽しい。全12巻と今の世の中にはなかなかないぐらいの大長編なんだが、1巻から4巻ぐらいまでが、心にもやもやを持った上田喜三郎(出口王仁三郎)青年の青春期、とにかく実直な出口なおの苦労半生記。これもまた出口和明氏の文章がぐいぐい引き込んでくれて夢中になる楽しさであります。

しかしながらストーリーは本当に長い。大本としての始まりの出口なおの発狂(神懸かり)がやっと4巻で出てきて、喜三郎と出口すみの結婚が6巻、結婚するということは喜三郎は養子婿でやっと出口王仁三郎に改名するのかと思いきや、神様の意を伝える「お筆先」では「出口おに三郎」とまだそこまで。王仁の字があてがわれるまでにまだ一悶着も二悶着もありそう。

霊能を得た上田喜三郎と出口なおの邂逅があったあとは、霊界、神様の話も出てくるようになり、だんだんと想像を超えた悪霊との死闘が繰り広げられたりします。第7巻の「春蔵の亡霊」など目を見張る展開であります。これ映像化したらすごいだろうなあ。たぶん、ホーリーマウンテンやトミー、逆噴射家族を超えるアシッドな映像になるかと思います。この本の映像化企画ってないのかね??

現在、読み進めてなんとか7巻中腹です。やっと半分強。とりあえず12巻全部読みきれそうな濃ゆーーーーいPurple Hazeがむんむんと立ち込めている小説です。

私の大学時代の友人の方でまだこのブログ読んでる人には特にオススメいたします。最高です。

PS. ついでにアマゾンから海外発送でONISAVULO RISING 甦る出口王仁三郎 【昭和の七福神】まで買ってしまったよ。

大地の母 第1巻 青春の詩: 実録出口王仁三郎伝
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日本に一時帰国したらkindle paperwhiteを持って帰ろう 2019年01月03日

Kindle Paperwhite Unboxing

最近の普段使いデバイスは、HuaweiのNova 3iかHuaweiのMediapad M5であり、知らぬ間に自分はHuaweiファンになっていたりするんだが、やっぱこれらで電子書籍読んでるときに入ってくる数々の通知はうっとおしく、ただでさえ加齢で集中力が下がってるのにぜんぜん落ち着いて本を読ませてくれないもんだから、久しぶりに古いkindle paperwhiteを引っ張り出して使ってみた。改めて独立した読書専用機というのはやっぱり落ち着くもんですなあ。

とはいえ、自分の持ってるkindle paperwhiteは初代のもので2012年だったかに買ったとってもレガシーなモデル。背面のゴムっぽい素材が油抜けしてべたべたしてるので、ちょっと気持ち悪い。

なので2月の一時帰国時には最新の kindle paperwhite を買って帰ろうかと思っております。この初代のデバイスは一台 8,000円
ぐらいで買えたような気がするが、現行機は 13,000円台。でも無印 kindle だとバックライトがないので車に乗ってるときにちょっと暗い所に入ると途端に読めなくなるからやっぱりNG。paperwhite か Oasis になるんだけどやっぱり金額的に paperwhite。現行機はだいぶ進化してそうだからこれでも十分楽しめるでしょう。

しかし最近は本を読むときでも気が散って仕方がない。気が散る or 眠たくなるを避けるため座らず、寝転がらず、kindle 持って立ったまま読書することもしばしば。これが一番集中できます。

「独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで」 2018年08月27日

From the light came Python 3K

つい最近アマゾンのキンドルでこの本を購入。Pythonを使えるようになりたくて買ってみたが非常にこの本が面白くて自宅に居る間はPCの前にかじりついてこの本のサンプルスクリプトを組んで試して一人で微笑んでおります。

自分はネットワーク系のエンジニアでプログラミングはまったくできない人間だが、この本は非常にスムーズにPythonの文法などが頭に入ってきて(というかPythonの文法自体がかなりわかりやすくできているということか?)、すぐにかんたんなスクリプトなら書いて動かせるようになった。身の回りの細かい作業はこれでスクリプト化して楽しんでおります。

そしてPythonの面白いところのひとつのBeautifulSoup4というウェブスクレイピングのライブラリを使って海外のグラビアアイドルのギャラリーサイトからHTMLをパースして数千枚の画像を一気に落としてきたり。年を取っても行動パターンは変わらずです。

そういえば、1998年ぐらいの大学生時代、有人と一緒に夜な夜なテレホーダイが始まると手分けをして素人ハメ撮り写真集を落としましたが、はっきり言ってその時にもこういうプログラミングを学習するきっかけはあったのかもしれないと思うところもあります。(とはいえその頃にこんな便利なライブラリはたぶん存在していなかったとは思うが。。)

他にもPythonでウェブスクレイピングという書籍はいくつか出ているようなのでそのへんも買って勉強してみようかと思います。。。

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山本直樹の「レッド 最終章 あさま山荘の10日間」がやっと発売 2018年08月26日

インドの滞在中にアマゾンの通知で知った。ずっと読み続けていた山本直樹「レッド」の最終巻がやっと発売されて、ホテルのWiFiでダウンロードして、街歩きで汗だくになり、部屋で休憩しているときに一気に読み切った。

連合赤軍の山岳ベースリンチ事件とあさま山荘事件をテーマにした物語で、前巻の時点から最終巻でちゃんと終われるのだろうかと心配していたがちゃんと終了した。最後のあさま山荘の部分ではyoutubeやらウェブやらである程度の情報は嫌でも入ってくるのでそれほどの驚くような展開はなかったが、今までの巻で展開されていた山岳ベースでのリンチなどは読んでいて見ているこっちも痛くなってきて読んでられない、というようなところもあったが今回はそのような描写はほとんどなかった。

最後の最後は割りかしサラッと読める感じには仕上がっておりましたが、それでもなかなかの大作。資料もそれほど多くないだろうと思われる中であれだけ漫画で緻密に描くのは大変な作業だったのではないかと思います。

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完結版デメキングと旧KKベストセラーズ版デメキング 2017年11月26日

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日本に戻ってきてから今まで買えてなかったいましろ本をどんどん購入していってます。今回は酔っ払ってアマゾンのマーケットプレースで完結版デメキングと旧KKベストセラーズ版デメキングを同時発注。KKベストセラーズ版はずいぶん昔から読んでいたが完結版のほうは僕がタイに移動してから出た本でなかなか読むことができなかった。

「完結版」とはあるものの、あの途中ぷっつりのストーリーを「完」結させるには相当のページ数を割かなければならないだろうと思ってたし、自分の周りの人間からもぜんぜん「完結版デメキングがすごい」とかそのストーリーを語るやつが居なかったので、なんらかの仕掛けをして完結版とはいいつつも作品自体は変わらず再発という形にしてるのかなと思っていた。

買って読んでびっくり。完結・・・と言っていいのかどうかわからんが最後のオチが変わっている。。。それも3ページ追加のみ。。。まあそれもよし。

それよりも衝撃的なのは、巻末のいましろ先生のインタビューによるデメキング制作秘話であります。80年代終盤から90年代にかけてのいましろ作品のタイムラインやデメキングがどうしてあのようなストーリー、結末になったのかが結構リアルに語られております。このインタビューが素晴らしい。これが読めるというだけでこの完結版を買う価値ありというぐらいの素晴らしいインタビューでした。

というかそもそもこの本が出たのが2007年で10年前なんだから古〜い話なんだけど浦島太郎の僕には感動的でした。

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